概要
グッグルは、Commiphora mukul、Commiphora molmol、Commiphora abyssinica、Commiphora Burseraceae、Commiphora wightiiなどの植物の樹皮から得られる油性樹脂です。色は淡黄色または茶色で、芳香臭と渋味があります。
成分
グッグル製剤は、多くの生物活性を持っています。グッグルの水溶性エキスには粘液、糖、タンパク質が含まれています。アルコール可溶性エキスにはコンミフォア酸、コンミフォリン酸、およびヘラボミルホルが含まれています。揮発性成分にはテルペン、セスキテルペノイド、クミンアルデヒド、オイゲノール、ケトンステロイドZ-およびE-グッグルステロン、グッグルステロールI、II、IIIが含まれます。
グッグルの効果
抗酸化作用
グッグルは活性酸素の一種であるスーパーオキシドラジカルの強力な除去作用を持つフェルラ酸、フェノール類、非フェノール性芳香族酸を含んでおり、酸化ストレスに関連する神経変性疾患の治療に役立つ可能性があります。
脂質代謝改善作用
グッグルステロンは核内ホルモン受容体に拮抗し、コレステロールレベルを低下させます。
コレステロールやアミロイド前駆体タンパク質の処理とアルツハイマー病に関連があることが多くの研究によって示されています。コレステロールは細胞膜の物理化学的状態と機能的活性を調整しており、シナプス機能と神経可塑性の調節に重要な役割を果たします。アルツハイマー病に対するグッグルの有益な効果は、そのコレステロール低下効果による可能性が高いようです。
神経細胞のコレステロールレベルを下げることにより、アミロイドβ形成経路を阻害し、コレステロールおよびスフィンゴ脂質が豊富な細胞膜からアミロイド前駆体タンパク質を除去できる可能性があります。
グッグリピド(Z-グッグルステロン)は、血清LDLコレステロールとトリグリセリドの両方のレベルを有意に低下させ、グッグリピドが心血管系に有益な効果をもたらす可能性があります。
認知機能に対する効果
動物実験では、Z-グッグルステロンは、神経炎症によって誘発される行動異常を減らし、CREB-BDNFシグナルの活性化により、スコポラミン誘発性記憶障害モデルの記憶障害を防止します。
また、グッグリピドはコレステロール低下作用・抗酸化作用・抗アセチルコリンエステラーゼ活性によって、ストレプトゾトシン誘発性認知症モデルにおいて有益な効果をもたらします。
認知症患者を対象にしたグッグルの大規模な多施設臨床試験は実施されていません。
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