集中力とは一つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力である。
集中力が欠けた状態の最も典型的な例である注意欠陥多動性障害という疾患を考えるとわかりやすい。
注意欠陥多動性障害では、一つのことに注意を向け続けることが困難なので、些細な刺激で注意がそれ、一つのことを最後までやりきることが難しくなる。
したがって、片付けられない、ケアレスミスが多い、しょっちゅう忘れ物をする、一つの場所にじっとしていられない。
この症状の原因は、集中力を上げる脳内ホルモンが少ないためである。
そのホルモンの名前はドーパミンとノルアドレナリン。したがって、このホルモンの働きを高める薬を飲むと、劇的に集中力が改善する。
しかし、これは薬であり健康な人が入手することはできない。また、一般人がこのような薬を飲むと頭痛や不眠、吐き気などの副作用が強く出てしまう可能性がある。また、依存性がある薬もある。
では健康な人はどうしたら良いか。その答えが食事である。ホルモンがよく分泌されるような食事を取れば良い。
ドーパミン・ノルアドレナリンはタンパク質の構成要素である「フェニルアラニン」というアミノ酸から合成される。
どんなホルモンも原料がなければ作ることができない。したがって、集中力を高める準備の第一段階として、フェニルアラニンを含むタンパク質の摂取が必要である。タンパク質を含む食品として、例えば卵、肉、魚、豆などがある。
タンパク質の摂取量は、過去20年間男女とも減り続けている。タンパク質の必要量は個人のコンディションや目的にもよるがおおよそ体重1kgあたり1gと考えると良い。体重60キロの人であればタンパク質の摂取目安は60gであるが、仮に卵だけで満たそうと思うと10個ほど必要になる。
また、タンパク質がドーパミン・ノルアドレナリンになるためには葉酸やナイアシン、VB6、鉄といった栄養素が必要である。葉酸は字のごとく葉物野菜に多い。レバーなどにも多く含まれている。
集中力を欠く場合、不安や焦燥感で落ち着かないことが原因である場合がある。
このような場合はセロトニンやGABAが少ないということが考えられる。GABA、セロトニンも同様にタンパク質やビタミンB群、鉄が合成に必要なので、タンパク質を取ることが重要であることは言うまでもない。
ビタミンB群は水溶性のため、水を使った調理では食物の外に流れてしまう。したがって、スープにして煮汁ごと食べるようにすると効率的に摂取できる。
鉄はビタミンCとともに摂取すると吸収が良くなる。
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