E. 調理方法
調理の目標は、栄養素の損失とAGEs(最終糖化産物)の生成を最小限に抑えつつ、美味しい料理にすることです。 AGEsとは、糖とタンパク質または脂質との間の反応によって作り出される毒性物質です。AGEsが高レベルに存在すると、酸化ストレス、炎症、そして糖尿病やその他の慢性疾患で見られるような多くの病態が発生します。
蒸したり、調理時間を短縮したり、レモン、ライム、酢などの酸味がある食品を使用したり、適切な食品(未調理の植物にはAGEsがなく、動物にはAGEsがあります)を選択したりすることがAGEsを抑えるのに役立ちます。はすべてAGEを下げる方法です。焼く、揚げる、焙煎するといった調理は全てAGEsが出来ます。有毒物質および金属蓄積の可能性があるため、焦げ付き防止処理がされている調理器具とアルミ製調理器具は使用を避けてください。セラミックと鉄製の調理器具は安全です。
F. グルコースとケトン体のチェック
断食・食物・運動・および睡眠に対する自分の反応について知るために、現在の治療において脂質代謝に移行する期間中、グルコースとケトン体のレベルを調べることが役に立つかもしれません。
デュアルグルコース/ケトンメーターは、はあなたの指に刺し傷を作り、少量の血液を採取することによってグルコースとケトンをチェックすることができる小さな携帯装置です。
持続的な血統測定を行うとあなたの体が与えられた量の食物、特に炭水化物にどう反応するかについて情報が得られます。食後のグルコースチェックは食事の1時間後と2時間後に行われるべきです。それはあなたが炭水化物を減らしたり、抵抗性澱粉のような炭水化物を追加したりした時にどのような反応を示すかを見ることができます。
血中に最も豊富に含まれるケトン体であるβ-ヒドロキシブチレート(BHB)を介したケトン体の追跡は、特にケトン症への移行時に測定することが最も正確で信頼できるタイミングです。一部の患者では、ケトン症(ケトーシス)を達成することが、糖毒性からの治癒と脳内グルコース利用の減少への対処の両方に非常に役立つことがわかっています。ケトーシスを達成した患者らは認知の明瞭さ、エネルギーの増加、および安定した、穏やかな気分を報告していますが、すべての患者にとって必要なわけではない可能性があります。
お知らせ
「脳を若く保つ食べ方」について、日経ヘルスから取材を受けました。
現在発売中の日経ヘルス(2019年6月号)に記事が掲載されています。
https://info.nikkeibp.co.jp/media/NH/
6/9、滋賀のイベントでリコード法や認知症予防について講演します。お近くの方は是非ご参加ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeWi3TNWwAU39mhXJumuSuU4wz5Dn35FB_wi1CS2c1GQN7AqQ/viewform
同会場で午前中に医療関係者向けのリコード法実践研究会をやります。まだ席に空きあります。
https://brain-care-dementia.jp/press/recode_protocol4/
認知症予防に関するお問い合わせや仕事のご依頼はこちら
一般社団法人 日本ブレインケア・認知症予防研究所
https://brain-care-dementia.jp
リコード法に基づく検査・治療のお問い合わせ
ブレインケアクリニック
http://brain-care.jp
事業監修
まごころ健康教室
https://lp.mikawaya21.com/health/20180523
軽度認知障害(MCI)改善サポートプラン
脳にいいアプリ
脳レク
著作・監修
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