腸の健康はあらゆる健康プログラムの基盤であり、脳の健康にとって特に重要な要素です。脳と腸は複雑かつ、双方向につながっています。 リーキーガット(腸漏れ)症候群、SIBO(小腸細菌の異常増殖)、ピロリ菌など、胃腸の健康に根本的な問題がある場合は、栄養プログラムの最適化を支援するために追加の対策が必要になることがあります。
1)小麦・大麦・ライ麦・オート麦・トウモロコシ、大豆などの穀物には、レクチン、フィチン酸塩、酵素阻害物質が含まれています。腸の裏打ちタンパクに穴を作る植物性の粘着性タンパク質は、身体にとって異物と見られ、その他の異物になりうる粒子が体内に侵入しやすくします。アレルギーや食物不耐性の問題は炎症を起こし、その原因が取り除かれない場合、自己免疫疾患や神経疾患などの慢性的な問題が起こる可能性があります。加圧調理では、小麦・ライ麦・大麦・オート麦などのグルテンを含む穀物中のレクチンは除去されません。 グルテンフリーの製品や小麦粉であってもレクチンだけでなく、高度に精製され、血糖値を上げやすい物質も含まれています。
乳製品はいくつかの理由で炎症性です。米国の乳製品は、炎症性レクチン様タンパク質を産生する種類のウシ(A1)から来ていますが、A2のウシ、ヒツジ、およびヤギは産生しません。グルテン不耐症の人において、乳製品はグルテンのように反応します。
食物アレルギーや食物不耐症は、アレルギー検査、または疑いのある食物の除外によって明らかになります。その後食物を再度摂取することにより、症状に対する食物の影響が評価できます。(ただし、重症のアレルギー反応がない場合に限る)。食物アレルギーは重症で生命を脅かす可能性があり、通常は摂取するとまもなく発生します。食物不耐症は通常、摂取から発症まで時間がかかり、それほど重症ではありません。腸管ガス、膨満感、便秘または下痢などの腹部症状に限定されることが多いものの、発疹、関節炎、頭痛、疲労、気分変動、「ブレインフォグ(脳の霧)」を起こすことがあります。
- グルテンや乳製品以外の一般的な食物アレルギーや食物不耐症は、卵、ピーナッツ、木の実、殻、大豆、ナス、トマト、唐辛子、じゃがいも、および加工食品に使用される複数の成分によって起こります。
- 腸の内壁の炎症やアンバランスの原因となるものは、抗生物質、抗炎症剤、PPI(プロトンポンプ阻害剤)、グリホサート(農薬)に暴露したGMO食品、アルコール、清涼飲料、ストレスがあります。
- 食物不耐症に対して再度食物を摂取することを検討する場合、食物を3週間から3ヶ月間除去した後、血液検査または便検査で腸が治癒したと判断するまで待つようにしてください。食物除去に関して日記をつけると役に立ちます。
お知らせ
「脳を若く保つ食べ方」について、日経ヘルスから取材を受けました。
現在発売中の日経ヘルス(2019年6月号)に記事が掲載されています。
https://info.nikkeibp.co.jp/media/NH/
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