とある土曜日の夜、ご近所の飲み友達のコーイチさん(40代後半)とゆういちさん(40代半ば)と僕の3人でお酒を飲んでいた時のこと。

 

 

その日はゆういちさんの家のガレージでジンギスカンとビールを楽しんでいました。

 

しばらくしてコーイチさんが「タバコが切れたので家に取りに行く」と言うので

 

ゆういちさん 「ついでにキッチンバサミとコルク抜きを持ってきて」

 

僕 「悪いけど、サラダ油があったら持ってきてくれるとありがたい」

 

と頼んだら、コーイチさん「オッケー」と言いながら家に戻って行きました。

 

ところがすぐに電話がかかってきて

 

コーイチさん 「サラダ油と...何だったっけ?」

 

ゆういちさん 「キッチンバサミとワインのコルク抜きだよ」

 

コーイチさん 「あぁ、そうだった。了解、了解」

 

しばらくするとコーイチさんが戻ってきて

 

コーイチさん 「はいよ、サラダ油とキッチンバサミとワインのコルク抜き..うっ

 

タバコ持ってくるの忘れた...

 

そこで

 

僕 「3歩歩いたら忘れるのか?」

 

ゆういちさん 「鳥かよっ?!」

 

と言ったらコーイチさん、「おいおい!いくらなんでもそれは」と怒り出したので「ちょっと言い過ぎたかなぁ」と思ったら

 

コーイチさん 「失礼だろ!鳥に!!」

 

鳥に?自分にじゃなくて?!

 

まぁ、そこがコーイチさんの憎めないところなのですが。

 

僕 「ごめんごめん、今度お詫びにおいしい鷄料理食べに行こう」

 

ゆういちさん 「時間のある時ご馳走するわ。いい店探しておいて」

 

 

そんなことがあった翌週の日曜日の朝、コーイチさんからメッセージが届きました

 

 

...そう言うことは忘れないんだね...。

 

と言うことで、ゆういちさんも誘って向かいましたのが苫小牧市泉町にあります

 

 

 

バーベキュー パーク・ブロイラーさん

 

長く市民に愛されている鶏肉料理の専門店です.

 

鶏肉料理専門と言っても

 

 

主なメニューは「こがね焼」「ザンギ」のみ。あとはおにぎりとライスとつけもの、ドリンクだけ。これで何十年も営業されているのですから、その人気の程がわかります。

 

「こがね焼」と「サンギ」の両方を頼んでシェアすればいいのですが、そこはおじさん達のこと、3人とも「こがね焼が食べたい」と言って全員こがね焼とおにぎりを注文。

 

「せっかくだから飲んじゃう?」「まだ午前中だし」なんて言いながら待っていると、やってまいりました

 

 

こがね焼

 

 

運ばれてきた段階で既に香ばしい良い香りが漂います。

 

おしぼりをいただいているので指の汚れは気にせず、ここはワイルドにかぶりつきます。

 

 

 

中の肉は柔らかくジューシー、そして少し塩気のある外側の皮がパリッと揚がっていて...うまい!!

 

しかも半身揚げなので色々な部位の食感も楽しめます.

 

 

おにぎりとの相性も抜群.お酒を飲まないなら、絶対頼んだほうがいいと思う.

 

 

おいしく完食いたしました。

 

実はここの「つけもの」も人気で、鶏と一緒にお持ち帰りするお客さんも多いのだそう。コーイチさんも気に入ってお持ち帰りを頼んでました。

 

お店を出たあとは魚屋さんやら酒屋さんやらに寄って、夕方前には帰りました。

 

おじさん達をそれぞれ家に降ろし、自分の家の駐車場に車を止めてふと助手席を見ると

 

おいおい、コーイチさん

 

 

また忘れてますよ〜〜〜!!

 

おしまい