■まさか松井さんの巨人軍監督就任が実現するなんて・・久しぶりのサプライズ
2026年10月22日(金)、巷のニュースはこの話題であふれ、SNSでも大量の投稿と好意的なコメントが席捲しました。「元ニューヨークヤンキースの松井秀喜氏が次期東京読売ジャイアンツの監督就任が決定。そのまま記者会見が行われた。」
この報に触れ、「えっ、またSNSのフェイク、偽造ニュース?信じられない。でもこのタイミングしかないものな、まさに千載一遇ということなんだな。」という自分の感想。
今年、途中辞任した阿部前監督が若し何事もなく監督をしていたら、おそらく数年続けられただろうし、たなぼたというのは失礼な表現かもしれないが、このような機会が「このタイミング」で巡ってくる。松井さんが見えない力に引き寄せられるように新監督としてカムバックを果たすことになりました。
スポーツの世界で功を成し遂げ、おおくの勲章を手にした名選手には少なからずサクセスストーリーが存在し、その成功に大きくインスパイヤを与えた人物が関わっていて、それが運命という名の下、時には長く、時には数奇的な、小説でも書けないような物語が存在しています。
既にほとんどのメディアが、松井氏の恩師である故長嶋茂雄氏との師弟関係と、その遺志を引き継ぐべくことが松井氏のアイデンティティであることに言及し、テレビの夜ニュース番組では枠を大幅にとって、その物語を合わせて振り返っていました。
長嶋茂雄氏が亡くなられたのが2025年6月、その後の告別式で関係者を代表して松井氏が初めて披露した長嶋氏との約束がそのまま1年後に実現することになったことへの質問が当然のように集中していました。このような物語は、意図的に作れるものではなく、そのことがこのニュースを知った野球ファンだけでなく、野球を知る全国民が驚きとファンタジーを覚え浮かべ、やがて賞賛する事態になったのではないかと思います。
何よりも長嶋さんがきっと「良かった、良かった」と頷く姿を思い浮かべたのではないでしょうか。
そして以前からオファーをしていたのかもしれませんが、今回の球団にとっての決断は、近年低迷傾向にあり日本一から遠ざかり、私ら昭和時代から名門球団という印象を嫌というほど刷り込まれた世代からすると、少なからず違和感を覚えていた者にとっては、その転換を期すものがあるのではないか、その長い歴史に残るような大きな出来事と捉えられます。
今後の成績はまだ未知の世界、長嶋さんが新監督に就任した最初の年、昭和50年は球団初の最下位に沈み、確か後楽園球場で広島カープの初優勝を見届ける事態になったことを思えば、この時の長嶋さんの背番号「90」を背負うことになった松井さんに待ち受けている波は低くないことを示唆することにもつながりかねません。
例えそうであっても、おそらく多くの国民が今回の松井さんの英断を快く受け入れたなりゆきからも、簡単に批判することなく、温かい目で応援されるように思われます。それが勝負の世界にあって望ましいことではないでしょうから、松井さんのように聡明な方はそれを理解し、どのような成績となろうとも自身でそれを改善し、期待に応えるものに昇華させることが出来るはずだと皆さん同様確信しています。
今回の世間が賞賛と支持にあふれた出来事で、あらためて松井さんの存在の大きさを実感することになりました。
おそらく、2月の宮崎キャンプから開幕戦に向けて久しぶりの巨人を核とした野球界の盛り上がりを創出することになるでしょう。自分も2001年の宮崎キャンプ(ホークスのキャンプ見物がメインでしたが)に行き、長嶋さん人気がやはり絶大であの頃が宮崎でのジャイアンツ最後の絶頂期だった印象があるので、どの程度まで復活するのか楽しみでもあります。
また松井さんの「球界の紳士たれ」という言葉を意識した発言がどの程度今後浸透していくのか、この点は組織を改革し得るかという経営者視点での力量を計るうえでの大きな視点になるような気がします。
どうしても体育会系の人間が現場を仕切る世界で、これまでの巨人監督はその範疇内であったように思えただけに、言葉と理念の高さを見せてほしいところでもあります。
松井新監督の下で、この現状を打破し、強く立派なチームを作ってもらいたいと思います。
色々書きましたが、自身はあくまでホークスファンであって、1989年の球団発足時からは勿論、王さんがホークスに1995年に来てくれて、より応援してきました。その王さんが現役時代活躍してきた巨人がホークスに肉薄してくれることはきっと福岡のファンにとっても悪くないことだと思います。
まだ日本シリーズの結果はこの投稿時点でわかりませんが、これまでのホークスの卒のない強さに、他チームとの差がこんなに生じていいものかと疑問に思うくらい圧倒した印象があっただけに、野球界が盛り上がるためにもけん引役の一角を期待したいと思います。