弾き語りをしている店に、いわゆる常連さん的な方々が何人もいらっしゃる。私とよく話しをしてくれる方々も結構いる。まあ、そんな感じの店なのですけど。
でも、女性同士の常連さんってそんなに多くないと思う。中でも、母と子。。
この親子さんって、ほんとに素敵。なんというか、周りの気が明るくなっていく感じがするほど、パワフルで、よきものって感じがするから、いっしょにいて清清しい。清らかになる感じ。
私は、母のことが大好きで、母といる私が本当の私なんだろうなって思う。まあ、わがまま言いたい放題。とはいえ、甘やかされたともあまり思わないけど。。(本人がそう思っているだけかも?)
母には、いつも怒られていて、小さい頃は、しょっちゅう喧嘩していたように思う。
でも、愛されていたと思う。
大好きな写真がある。
私がまだ赤ちゃんで、その赤ちゃんに頬ずりするようにして、抱っこしている母の写真。その顔は、本当に、美しい。「慈しみ」というタイトルをつけたい。マリアのようだ。
生まれてきた私を、その後、まあ、好き勝手のわがままになっていく私なのに、母は、優しく抱きしめ、愛してくれている。すでに、ずっとずっと果てしなく、終わりなき、無償の愛を注ぎ続けてくれる顔だ。
そんなことができるのは、母という生き物だけではないかとさえ思う。残念ながら、私は、母という生き物にはなれなかった。いや、まだこれからなれるといいなとは思うけど。
でも、なれるのかな?と思う。
先ほどの話に戻ろう。娘さんがトイレに行き、私と二人きりになったとき、母の女性は、子供のことをどうなっていくのかしら、これから。ってちょっと心配そうな顔をしていた。それまで、二人で仲良く、でも、がんがん飲んでいたけど。娘さんの前では、のんきなお母さんなのに、ふとした瞬間に見せる子を思う母の顔。
人間らしく、女性らしい、優しさに満ちていた。
そうやって、人は生きていく。そうやって、子供に、孫に、何かがちょっとだけ、そっと伝わっていく。
私は、母から何をもらったのかな。そして、誰にそれを伝えられるだろう?