日本語との違い:解釈のプロセス | スナックEIGO

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一杯どうですか?

英語と日本語は語順が違うというのは皆んなが知っていることです。

 

<日本語の語順>

私は

昨夜

10時に

寝た(就寝した)

 

<英語の語順>

私は

寝た(就寝した)

10時に

昨夜

 

このくらいだと全体がすぐに頭の中で理解できると思います。

 

さて、この質問を読んでみてください。

 

質問

 

<日本語の語順>

これは

いくつかのセンサーを活用した

動物用のシステムです

 

<英語の語順>

これは

システムです

動物用の

いくつかのセンサーを活用した

 

または

 

これは

動物用のシステムです

いくつかのセンサーを活用した

 

このように、まとまりで解釈することが読む時にも聞く時にも、また書く時にも必要なことです。

 

この質問者は、using some sensors がanimalsを修飾しているんじゃないかと思って質問しているわけですが、

そうだとすると動物がいくつかのセンサーを活用するということになり、普通に考えて何か変ですよね?

 

語順は違うのはどうにもなりませんが、

まとまりで解釈する力をつけることで

早く正確に解釈できるようになります。

 

以前の投稿にも書いたことですが、

書いてあるものを、声を出して、頭から順番に訳していってみてください。

決して戻らず最後までやった時に、

きれいな日本語の文章でなくても解釈できているか

そこを意識してみてください。

 

そういうスキルが備わっていない人は

聞こえるけど理解できない

とか

単語は全部わかるけど文法がわからない

などを言います。

 

頭から読みながら訳していくと、繋がりに例えば「それは」を入れないと解釈しにくくなります。

「それは」を使う場合、たいていは関係代名詞、またはthat節です。

自然と「それは」が出てきていれば文法がなんだか分からなくても解釈できるわけです。

 

英文を解釈するための脳内プロセッサーがそれです。

たぶん子供の頃から文法先行で学んでいない英語話者はそれが先に出来ています。

そうでない人は、練習によってその脳内プロセッサーを作る必要があります。

頭で分かってではなく、使える脳内プロセッサーをいうスキルをに身に付けることを意識してみてください。