この間、たまたまatsueigoの人が何かの番組に出ていた動画を観ました。
そこで言っていたのが、まずインプットとして必要なことは、発音(音の習得)と文法(ルールの習得)でした。
どちらもずっと続けるものではなく、終わりがあるものだということを言っていました。
その通りだと思います。
発音は確かな人にきちんと教えてもらうべきです。
単語単位ではなく母音・子音をしっかりと習得しておくことは大事です。
リンキングやイントネーションなどはその先です。
それから発音教材に移るのが正しい進み方だと思います。
文法も同様に文法教材で習うのは遠回りです。
まずは本で独学で理解することが大事です。そしてどうしても理解できない点だけ文法教材でもいいし、その点だけを講師に教えて理解を助けてもらうという姿勢でやってみてください。
それから文法教材で理解の確認を兼ねて使う経験を積んでいくという流れなら教材を選ぶ意味もあります。
そういう基本部分が固まったら、あとは練習を積み重ねていくだけです。
言いたいけど言えなかったことを教えてもらうのもありですし、自分で調べて新しい知識を増やしていきます。
そしてまた、それらを使う練習をします。
それがオンライン英会話の使い方だと思います。
教えてもらう姿勢で受講すると、なかなか上達のスピードは上がりません。
毎回毎回、力試しのつもりで受講して、弱い点を見つけて補強(復習)したり、練習した成果が上手に出せたら自信になります。
そして、一番の難関は場面に合わせて英語をアウトプットすることです。
これもただただ練習です。
何かの動画で、「楽しみです」を英語で何と言うか、というのがありました。
おそらく「楽しみです = 楽しみにしている = look forward to 」という図式が頭に浮かぶはずです。
もちろんこれも正しいですが、
「楽しみです」を感情で表現したら、I'm excited とも言うことが出来ます。
これを克服するには、いつも何通りもの英語を言う練習をすることです。
例えば、友だちとどこかに行く約束をしてその友だちの家に行ったら、彼はまだ寝ていた、という場面を思い浮かべてください。
そのまんまなら
I was still sleeping when I went to his house.
と言うかな。
でも、
「友だちの家に行ったら = 友だちを訪ねたら、友だちの家を訪ねたら」と考えれば
When I visited him, When I visited him at his house
と言うのもありですよね。
「彼はまだ寝ていた = 彼はまだ寝ている状態だった、まだ起きていなかった」などと考えれば
He was still asleep
He was still in the bed
He wasn't awake
He hadn't woken up yet
など、いろいろな表現が出てきます。
日本語だとそういう様々な場面が頭の中に浮かんでいても、「まだ寝ていた」で済ませてしまいがちです。
もちろん英語のように「まだ起きていなかった」と表現することもあると思います。
実は日本語を話している時にも、同じ内容のことを時にはざっくりと言うし、時には場面に合わせて具体的に言うこともあったり、どんなメカニズムかわかりませんが、やっているわけです。
それを英語でもやりましょう、ということです。
そうすることで、表現に磨きがかかるわけですし、この説明でわかるように日本語でもやっていることを、同じように英語でもやってみるという簡単なことなんです。
しかし、「まだ寝ていた」と聞いたり文字を読んでしまったら、それを日本語で他の言い方でしてみてください、と言ってもけっこう皆さん固まってしまって出てこないわけです。
不思議ですよね。日本語でどーぞなのにね(笑)
少し意地悪に書きましたが、余裕で出来ることですので、あとはそれに慣れるだけです。
1つどこかでセンテンスを見つけてきて、それと同じ内容のことを別の言い方をしてみる。
これを毎日1回やってみてください。
1ヶ月も経てばかなり慣れているはずです。
例えば
「昨夜は寒くて眠れなかった」
「眠れなかった」と言う時、
一睡も出来なかった場合だけではないと思います。
「よく眠れなかった」と言う場合もありますよね。
どうしてでしょうね?(僕もわかりませんが・・)
「なかなか寝付けなかった」と言う場合もありますよね。
その時の話の背景から、「眠れなかった」と誰かに言われても、一睡も出来なかったとも思わないし、内容からベッドに入ったけどすぐに眠れなかったんだろうな、と理解したりもします。
同様に「寒くて」を「気温が低くて」とちゃんと言う場合もあるし、
既にそういう話をしている状況なら、「寒くて」で済ませてしまいますよね。
読んでたら、なるほど・・と思うことだと思います。
さあ、今日からやってみてください!