コンパクトなアクリル製PCケースを自作してみる | フリーランスエンジニアのお気楽日記

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やはりと言うか当然の成り行きと言うのか、透明のアクリル板を使ったコンパクトな PC ケースを自作したくなったので簡単にレイアウト設計して作り始めてみた。

アクリル製PCケース

概要はこんな感じ。正面に静音 12cm ファンを 2 つ並べて設置。ケース背面に向けて空気をガンガン流す仕組み。マザーボードは MicroATX 限定、ビデオカードはボード長 300mm くらいまで入れられること。電源も含め標準サイズのパーツが入れられることが最低限の仕様。

ケース内で二段構造を作って一段目に HDD、二段目にマザーボードを設置できるようにする。正面からのレイアウトを見るとその狙いが分かるが、正面からの吸気ファンで HDD とマザーボード全体を冷却して、その排熱をそのまま後ろに排出する流れを作る。

アクリル製PCケース

一応二段構造はできていて、寝かせて仮運転中。と思いきや、HDD を一段目の内部に入れる前に二段構造を支える 6mm ネジを先に組み立ててしまい HDD を中に入れられなかったので今は外出し運転中。

アクリル製PCケース

ケースの構造は正面から見て、左サイド板と右サイト板、それに天板、底版の 4 面をお互いにネジ止めして箱型にしていくもの。上の写真は、右サイド板。ちなみにマザーボードなど一式を吊るのは左サイド板。

アクリル製PCケース

面の構造は、アルミのアングルをコーナー金具で固定。その際にアクリル板も一緒にネジ止め。3mm 厚のアクリルがガラスっぽく見えるよね?アクリルはブルーを選択。正面からみると透明に近いけど切断面を見ると青く見える。

ちょこっと工作してみた感じ、材料のアクリル板とアルミのアングルは加工がし易く材料としては文句なしです。途中で工作が頓挫している「PowerMac G4 の DOS/V 計画」のケース加工が何だったんだろうと思えるくらいに楽に加工ができる。

唯一面倒なことと言えばアクリルのカットかもしれません。アクリルのカットにはアクリルカッターの様なカッターで厚みの約 1/3 程切り込みを入れ、あとは力を入れて割っていきます。この 1/3 というのが意外と大変で、手抜きをすると割れて欲しくないところでパキッと…。この作業だけは要根気です。