私が人生で一番ライブを観ているのは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTです。



先日、11月26日にボーカルだったチバさんが亡くなられたこと。

12月5日に発表になり、衝撃を受けた。

とにかく悲しくて気持ちの整理がつかなかった。




ほんの少し私のことを話すと、

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが好きでライブに行っていたのは、

1998年から2000年ぐらいの間で10数回である。


20数年前にライブやフェスに行っていただけなのに

影響は多大で、ライブは観なくなっても

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの音楽はずっと聴き続けていた。


心の中に生きていた。


だから、チバさんが食道がんになって休養していると知った時も心が騒いだし、心配だった。


闘病に入られてから、何も情報がなく嫌な予感もありつつ、

だけど、治ると信じながら引き続きミッシェルを聴く。


そしてThebirthdayも聴いてみてその良さを知る。


チバさんはついに帰らなかった。


訃報を知ってから、

Xの音楽友達とメッセージを交換して、悲しさを分け合った。


現実の知り合いからチバさんが亡くなったことについてラインが入ったりもしたけど

何も話す気にはなれない。


職場では、音楽の趣味が合う人はいなくて

悲しさに蓋をして過ごすしかなかった。





私は、ミッシェルのひとときをとても好きで

好きすぎたあまり

その後の彼らの変化についていけなかったのだけど、


チバさんがThebirthdayになって表現していたことは、希望だったのかもしれないと知った。


Thebirthdayの歌詞は優しいところがある。




歳を重ねて穏やかな笑顔を見せている印象に変わったチバさんを

もっと知っていればよかったなぁ。


今の自分として、ライブに足を運びこの目に焼き付けていれば良かったなぁ。




そして今日

NHKで再放送された2003年のTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTがゲストのトップランナーを録画して観た。


20年前の、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT。笑うチバさんが映し出された。

帽子は目深に被っている。


本当はずっと、

単なる音楽が大好きな少年のままだったのかもなと思った。どんなにかっこいいライブをしてもきっと。個人の感想です。


でも不思議と、


この方はもう亡くなったんだとは思わなかった。

早くして亡くなる運命だったのかなとも思わない。

ただただ2003年当時のミッシェルを感じた。


ありがとう、カッコ良い音楽たちを!と思えた。


そんな自分の心にほっとした。



20年前にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTは解散しているし、

私はもうロック好きな若者ではなかったんだっけ


そんなことを思った。


現実に引き戻される。


でもまだ悲しい。ただ悲しい。


昔と今の時空の中で、たまに何が本当だったか分からなくなる。

でも過去も確かにあって、今も確かに今で。


時間をかけて

悲しみが希望になるまで

深く潜っていたいと思う。