壁にぶつかるからこそ見えてくるもの | 名前の詩(ポエム)の癒詩家・字遊書家Sugiオフィシャルブログ

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【~筆文字の贈り物~Sugi庵】
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昨日は書道教室の日
今年の合同展覧会まで残り1ヶ月を切りましたが
まだ作品が仕上がっておりません…

書道作品は「書いておしまい!!」
という訳にはいきません

半紙ってペラペラでしょ
そこに墨で字を書くと紙がクシャってなるんです
そこで、作品の裏に厚手の紙を貼り付けるんですね
これを裏打ちと言います
そうすることで作品が丈夫になりますし
見えなかった黒が浮き上がって線が際立つんです
自分では出来ないのでプロの方に頼むのですが
その日数も頭に入れて作品を書かないといけないんですね

出張の合間を縫ってコツコツとイメージしては書き、イメージしては書きを繰り返すんですが
そもそもなかなかイメージ通りに書けないので…
なかなかかたちになりません

何点か作品を先生に見てはもらいましたが合格には至らず…
教室で最後のあがきをすることに(笑)


書いて書いて書いて

壁にぶつかり

書いて書いて書いて


書いている途中気がつきました!!


『笑』を書いていたんですが
書いている本人が笑っていなかった…
締め切りに終われ苦しみながら書いていたんです

いかんいかん

すぐに頭を切り替えて
自分自身が笑いながら書いていくとメッチャいい感じ♪
今までの字が嘘みたい(笑)

バランスも変わったし
線もイキイキしてきた

そして最終的にこれだ!!
と思えた作品は最初に書いたものとは構図からガラッと変わっていました

一発でこれが書ければいいんですが
不器用な自分にはそうはいきません


書いて書いて

壁にぶつかりながら新しいイメージと出会い

また書いて書いて

イメージをかたちにしながら壊しながら

書いて書いて

ようやくかたちになっていく


この作業って絶対に必要なんですね


『壁にぶつかるからこそ見えてくるものがある』


壁にぶつかりながら、もがき苦しみ、それでも動き、何度も何度も壁にぶつかり続け、そしてその壁をのりこえるからこそ得られる発見

それは



でもあり

自分

でもあり

頑張ったからこそ得られる宝物♪


そんな幸せ気分を味わったのも束の間…

この作品に押す落款(印)も製作段階だったことに気づくSugiであった…


今回書き上がった作品『笑う』は、8月の心書倶楽部の合同展覧会に出品しますので
、ぜひぜひ見に来て下さい!!

詳細は後日ブログにアップ致します