私は会社員として働くかたわら、

副業として主にオンラインでの家庭教師

をしています。


毎年ほぼ同じようなことを書いていますが、時節柄、これから多くのご家庭が

この中学受験という「魔境」に足を踏み入れようとしている時期だと思い、

あらためて書かせていただきます。


中学受験は多様化してきたとはいえ、

基本的には「異常な世界」である、

という認識は持っておいた方がよいと思います。


例えば、一口に「野球をやっている」と言っても、町の草野球チームで楽しく活動するレベルから、本気で甲子園を目指すレベルまで様々です。


ところが中学受験は、「中学受験をやる」と言った時点で、原則として「甲子園を目指す世界」に放り込まれます。


「そこまで高望みはしていない」「身の丈に合った学校で十分」と思っていたとしても、容赦なく「将来の甲子園球児」と同じ物差しで測られ、偏差値30や40といった数字が突きつけられます。


それに耐える覚悟、あるいは「ウチはウチ」と割り切れる精神力が求められます。


また、10歳から12歳の子どもは、発達段階の個人差が非常に大きい時期です。


保育園のクラスを思い浮かべてみてください。

もうスタスタ歩いている子もいれば、ようやくハイハイを始めた子もいます。


これは個人差であり、

どうしようもない部分が多いですよね。


しかし中学受験の世界では、

スタスタ歩く子が偏差値70、

ハイハイの子が偏差値40、

という形で数値化されます。


「偏差値を上げたければ、ハイハイしている場合ではありません。今すぐ立って歩いてください」


極端に言えば、そんな世界です。

そして言うまでもなく、今ハイハイしている子が、その後も成長が遅れるとは限りません。


それでも、です。


私がそんな中学受験を副業として扱っているのは、本来この経験が、ご家庭にとってお子さんのかけがえのないライフイベントになりうると信じているからです。

それは、いわゆるガチ勢であっても、

ユル勢であっても変わりません。


この「魔境」の邪気に中てられ、

思わぬ選択をしてしまったり、

家庭の不和へと進んでしまったりすることなく、


私が関わったご家庭すべてが、それぞれの形で「受験成功」と言える終わり方を迎えてほしい。


そう願いながら、次年度の生徒さんをお迎えしたいと思っています。


私が見てきたご家庭で、

途中グチャグチャのドロドロになっても、

それでも最後、

「受験させなければよかった」

とおっしゃったご家庭は、


我が家自身も含めて、

一つもない、

ということは申し上げておきます!