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数年間 同じ電車で通勤したかたと


一度だけ


言葉のキャッチボール⚾️


したことがありました。



席をつめあったり


お互いの傘🌂が


相手の足などに触れたりするたびに


「ごめんなさい」


「いいえ」


などの あいさつは


ときどき交わしていました。



そのたった一度きりの会話とは…


あるとき、帰宅時に


福岡(天神)駅から


特急電車🚃に乗りました。


わたしは、


吊り革につかまっていました。


斜め前に 若い女性が


座っていらっしゃいます。


彼女、朝は普通停車駅で


さきに降りられます。


だから、彼女が


特急電車🚃に乗っているはずがない。


他人の空似かな。


でも、よく似てます。


やはり彼女だ。


確信したのは、


彼女のバッグでした。


そして彼女は、


朝 乗り込んでこられる駅🚉で


先に下車されました。


間違いない。


翌朝、いつものように


わたしのとなりに座られました。


「おはようございます。


 昨夜、福岡(天神)駅から


 特急電車🚃に乗って


 いらっしゃいましたよね。


 わたし、前に立ってました」


「あ〜、昨日は特急に乗ってました」


それだけの会話でした。


それ以降、先ほどのあいさつ程度


のことは たまにかわしていましたが


言葉を交わすことは


ありませんでした。


変なおじいさんと思われて


それ以降、席を変えたり


電車🚃を変えられるかも…


と思っていましたが


いつもとおり、迷わず


わたしのとなりに


座り続けられました。


覚えているのは


ダイヤ改正前のこと


思えば、彼女と


席をとなりどうしになった最後の日。


彼女は、下車駅のひとつ前から


席を立ち、わたしの前に立ち


吊り革につかまって


窓の外の景色を


じっと 見ていらっしゃいました。


もしかしたら


「長いこといつも同じ電車で


 ご一緒させていただきました。


 これで最後ですね、お元気で」


そう、


伝えたかったのでしょうか?


これも


いつもの↓