https://ameblo.jp/hirots2525kun/entry-12852498636.html
数年間 同じ電車で通勤したかたと
一度だけ
言葉のキャッチボール⚾️
したことがありました。
席をつめあったり
お互いの傘🌂が
相手の足などに触れたりするたびに
「ごめんなさい」
「いいえ」
などの あいさつは
ときどき交わしていました。
そのたった一度きりの会話とは…
あるとき、帰宅時に
福岡(天神)駅から
特急電車🚃に乗りました。
わたしは、
吊り革につかまっていました。
斜め前に 若い女性が
座っていらっしゃいます。
彼女、朝は普通停車駅で
さきに降りられます。
だから、彼女が
特急電車🚃に乗っているはずがない。
他人の空似かな。
でも、よく似てます。
やはり彼女だ。
確信したのは、
彼女のバッグでした。
そして彼女は、
朝 乗り込んでこられる駅🚉で
先に下車されました。
間違いない。
翌朝、いつものように
わたしのとなりに座られました。
「おはようございます。
昨夜、福岡(天神)駅から
特急電車🚃に乗って
いらっしゃいましたよね。
わたし、前に立ってました」
「あ〜、昨日は特急に乗ってました」
それだけの会話でした。
それ以降、先ほどのあいさつ程度
のことは たまにかわしていましたが
言葉を交わすことは
ありませんでした。
変なおじいさんと思われて
それ以降、席を変えたり
電車🚃を変えられるかも…
と思っていましたが
いつもとおり、迷わず
わたしのとなりに
座り続けられました。
覚えているのは
ダイヤ改正前のこと
思えば、彼女と
席をとなりどうしになった最後の日。
彼女は、下車駅のひとつ前から
席を立ち、わたしの前に立ち
吊り革につかまって
窓の外の景色を
じっと 見ていらっしゃいました。
もしかしたら
「長いこといつも同じ電車で
ご一緒させていただきました。
これで最後ですね、お元気で」
そう、
伝えたかったのでしょうか?
これも
いつもの↓