アメリカ駐在単身赴任編③|hiroのつれづれ日記

研修期間中にお世話になったのは、都銀のニューヨーク支店のディーリングルームでした。

現地時間の夕方5時頃になると日本人スタッフの課長さんが為替マーケットの概況を電話でレポートされていました。

当初はよく分からなかったのですが、そのうち日本のテレビ局の取材に答えているのだと分かりました。

私はニューヨーク支店開店後はマーケット部門担当でしたので、ここでの研修はたいへん役に立ちました。

ブルムバーク等のマーケット情報提供画面は当然英語オンリーなので、自然とマーケットの英語力は身につきます。

マーケットは金融当局の発言や経済指標に敏感に反応するので、その内容がマーケットにどう影響を与えるのか即座に判断することが求められます。
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ディーリングルーム内では日本語禁止なのでビジネス英語も格段の進歩を遂げました。

業務終了後はベルリッツ(語学学校)に通っていました。

日本でのレッスン料に比べると半分くらいでかなり安かったですね。

会社の駐在員事務所に勤務している方のご自宅にも食事に招待されました。

ニュージャージー州のパリセーズパークPalisades Parkという町にお住まいでした。

日本人駐在員の方が多く住む町として有名なフォートリーFort Leeの近くでした。
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この町の近くにはヤオハンという日本のショッピングセンターがありました。

かなり高い(日本の1.5倍くらい?)けど日本の食料品が手に入る貴重な店でした。

紀伊國屋書店(価格は2倍くらい?)やベスト電器(現地の店名はSAIKO=最高)などの店もあり、日本人駐在員家族のオアシスみたいな場所でした。

ベスト電器がこの「サイコー」という名前で営業せざるを得なかった理由は…

アメリカには"BEST BUY"という世界最大の家電量販店があるからという話を聞いたことがあります。
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「ベストばい」…博多弁みたいですね(^^)

このヤオハン、私も家族と一緒にニュージャージーに住むようになってからはよくお世話になったものです。

地図でも分かるように、マンハッタンのハドソン川対岸の町です。

その方のお話では、

「日本人が多いこのあたりでは、現地校でも日本人がクラスの半分近くいるので、英語が話せるようにはならない」

とのことでした。

「アメリカにいながら、日本に住んでいるのと同じ…」

とおっしゃっていました。

この方のお話が私のその後のアメリカ駐在生活の方針を決める参考となりました。

続く