私はオランダで生まれた男でした。

私は痩せていて、ひげが生えていました。

私には兄思いの弟がいました。

私は日本が好きで、特に浮世絵に興味がありました。

私はパリより、南仏が好きでした。

私は時々ひまわりの絵を描きました。

私は友達と一緒に住んでいました、しかし口論の末、彼は出て行きました。

人は私を気狂いと言いました。

私は生涯独身でした。

私は37歳で死にました。


先々週のフランス語の宿題は、過去の人物をイメージして(なりきって)、自分のことについて過去形を使って説明しなさい、というものでした。

それを聞いて、他の生徒はそれが誰かを当てるのです。


で宿題の発表の前に先生は、「REINCARNATION(生まれ変わり)を信じますか?」と質問した。

私はとりあえず、「信じます。もし死んだとしても、また生まれ変わりたいです。」と答えた。

「何になりたいの?」他の生徒でダンサーと答えた人がいたから、私も軽い気持ちで、アーチスト、と答えた。特に何かは考えてないけど、想像力が豊かな人は単純に憧れます。

そしたら「そうね~、○○(私の名)はヨーロピアンだから…そうね、絵描きがいいわ!なりなさいよ、何で今やらないの?」

そんな…絵を観るのは好きだけど、描きたいとは思わないし…「そんな才能はないです。」と答えたら、

「何を恐れてるの?できるから怖いんでしょ?いいから始めなさい、とりあえずどこかへ習いに行きなさい、フランス語を続けたかったら、すぐに始めること!」

え~~(泣)!

フランス語のボキャブラリーが少ない私は、自分の言いたいことがあまり言えない。

隣の友人が「絵手紙でも始めたら~?」笑いながらささやいた。


でその後に私の宿題の発表をしたら、「やっぱり○○って…。すぐ始めなさいよ!」


そういうわけで、私は絵を習うことにしました。


うそうそ!そんな気持ちは微塵もありません。

あーでも、しばらく先生にチクチク言われそうだ。(結構しつこい)

明後日の授業が不安なのだ、先生と目を合わせないようにしよう。

お願いだから、もう私をイジらないで~。


タイトルはフランス語で、「誰でしょう?」

答えはそう、ゴッホです。


GW明け後のフランス語の授業で先生が「もう一週間休みがあるとしたら、あなたは何がしたい?」と質問した。

私は「直島にいきたいです。瀬戸内海にある小さな島で、そこには泊ることができる美術館があるの。」すると先生は、「えっ、それはどこ?」けれど、地理に弱い私は、うまく答えれず「えーっと、四国と本州の間の海で…」と、しどろもどろ。


ご存じの方も多いと思うけど、直島には、地中美術館があり、島のあちこちに現代美術の作品が点在したり、古い家を使ってアートとコラボしてみたり、アートと自然がひとつになった素敵な島なのです。


授業では、毎回、生徒がテーマを自由にEXPOSE(報告、発表)をしている。

私も今まで、好きな映画、私の故郷、神楽坂に行ったこと、旧フランス大使館に行ったこと…などをスピーチした。

で先週は、私のEXPOSEの日。テーマは先生も関心を示したし、私自身ももっと知りたいと思った直島について発表することにした。

いつか行ってみたいって思っていて、どうやっていくのか昔調べたことがあるけれど、やはりアクセスがあまり良くなく、それ以上調べる気にはならなかったのだ。

資料は図書館で本を借り、調べた。

まず、話したいことを日本語で書いた。本当はこれはダメなことなんだよね。フランス語でいきなり書き出せれば一番いいんだけれど、語彙も文法もあやふやな私は、この方法しかできない。

次に、書き出した文章をフランス語に書き換える。この作業が実はとても大変!

話したい言葉を和仏で調べて、その言葉がニュアンス的に合っているのか又仏和で確認…の繰り返し。結構違っていることも多いから。

そして辞書に載ってなかったりすると、文章を違う表現に書き換えて。

たとえば「見どころ」という言葉を使いたかったけれど、辞書に載っていたのは全くニュアンスが違ってたのよね~。だから、書けなかったのだ。

幸い日曜日に夫も英語の勉強に専念してたから、私もこの勉強に集中できた。

まあまあ満足のゆく仕上がりになりました。

そして発表し、先生も「直島のこと、教えてくれてありがとう。」と喜んでくれた。話すことも、だんだんレベルが上がってきたね、ということも言ってくれたと思う、たぶん。


2000年に発行されたイギリスの旅行誌では、世界の行くべき7つの場所の一つとして直島が紹介されたそう。まあ確かにアート好きにはたまらない場所とは思うが、他の6つの場所はどこ?そこが気になるなぁ。


今年は「瀬戸内芸術祭」も開催される。3500人しか住民のいないこの島は、人で溢れかえることだろう。

私は静かになった頃、是非行ってみたいと思ってる。いつか。

約15年前、夫とフランスへ旅行中、パリ発フォンテーヌブロー行きの現地バスツアーに参加しました。

そのツアーで、東京から来ていた一人旅のY子さんと知り合い、その後パリで食事を共にして住所交換、それからは年賀状のおつきあいがえんえんと続いてました。


そしてとうとう昨日、久しぶりの再会を果たしました!

会うのは生涯で2度目です。

最初、気づいてもらえなかったらどうしよう~~、彼女は変わってるかしら??ちょっと不安もあったけれど、会ってびっくり!変わってない!15年前のY子さんそのまんまだったからね!

彼女のキュートな笑顔は永遠でした。

15年前と今じゃまるで生活も変わっているし、その後どうしてたの、お互いの近況を報告というか、なんせまだ会って2度目なんだもの、知らないことが多すぎて、もっと彼女の事が知りたいって思いでいっぱいになりましたね。

15年前はキャビンアテンダントをしていた彼女も現在は地上勤務、都内にお勤めだから、時間さえ合えば気軽に会えることがわかった!

小雨の中、恵比寿のすてきな立ち飲みbarに連れて行ってもらいました。

しかしおしゃべりに夢中になり過ぎて、おいしい料理をあんまり食べれなかったことが心残りかな~。

アンチョビのポテトサラダ、イカのフリッター、ほうれん草とソーセージの炒め物をサングリアと一緒に頂きました。

駅から近かったけれど、何てお店なのか不明??カードをもらうことも忘れてしまったよ!

また行きたいんだけどなぁ。


彼女はi-phoneを使っていて、指ではじく仕草がかっこいいね!

写真も何枚か見せてもらいました。どの写真も笑顔がすてきなの。

そして2人の写真もお店の人に撮ってもらったよ!

話がつきなくて、体も冷えてきたからカフェでも行こっか~、と店を出たのに、カフェはどこも閉店…

なぜよ、恵比寿、早すぎじゃないかい!

名残惜しくそのまま別れたけれど(なぜか握手をして)、まさかまた何年も会えないってことないよね??

また近いうちに会いましょうね、Y子さん!


サプライズがもう一つ、恵比寿でY子さんを待ってる間に、友人OKEIさんに会ったのだ~!

これにはほんとにびっくり!横浜の私と、都内とは言えど他の地区に住んでるOKEIさんにばったり遭遇するとはね。

OKEIさん、よく見つけてくれました。私はぼーっとしてるから、逆の立場だったら見つけられないかも!

こんな広いトウキョウでねぇ、ご縁のある人にはこうしてめぐり合うんだなぁ~としみじみ感じた一日でした。


タイトルはフランス語で、お久しぶり!