他人の空似なんて言葉が有り、
かつてはVTR1000SP1とVTR1000SP2では同じ型式であったとしても全く異なるバイクでした。
それが今回も似たような事が起きまして。
マイナーチェンジされたCBR1000RR-Rですが、全日本ロードレース選手権もてぎラウンドにマイナーチェンジ後のモデルが展示されていて、跨がったんです。
ソーチョーのRR-Rに跨がったとき、ステップに足を乗せなくても凄く窮屈で脚が攣りそうになり、
まるでバイクの方が『コレに耐えられないん?俺を乗りこなして見せてみろよ!』と言われているような腹立たしい雰囲気が漂っていたんです。
もてぎでワーロックさんと合流しましてね、
一緒にブースを回ったりしたのですがワーロックさんが『RR-Rの新型が大きく変わったよ!』なんて仰るワケで、ワタクシからすれば、んなバカな?と。
今回のマイチェンで変わったのはカウル形状と電制内容が少し変更されたと聞くのみだったんですね。
んで、薦められるままに跨がってみたんですが、、、
え!?
となりましたのよ、、、
ポジションがまるで違う!
上半身や下半身が自然なポジションで納まるし、伏せてもタンクが邪魔にならない!
ぜんぜん窮屈さを感じない。めちゃくちゃウェルカムな感じなんです。
まるで、かつて恋仲だったけど自然とお付き合いは解消し、それでも男女でも親友と呼べる間柄は維持しつつ、お互いに齢を重ね今は温泉旅館の女将となった、かつての恋人の「いらっしゃいませ」と同じ感じ。
ぶっちゃけ自分のS1000RRよりもポジションが楽。
ホンダのスタッフさん捕まえて聞くと、変わったのは「ハンドルの垂れ角と開き」だけとの事でしたが、既にこのマイナーチェンジ仕様のオーナーになっているshin1000rrさん(ナラシで茂木にご来場)の話では、
「タンク形状もステップ位置も変わっている」との事。
それならあんなに乗りやすくなっているのは当然だと思いました。
実は割と現行型のS1000RRに固まりかけていたのですが、振り出しに戻る!となってしまったのは否定できません。