少しだけ、僕の過去について話します。
20代は女の子が大好き過ぎて、
セクシーアイドルのプロダクションを経営したり、
踊る事や観てもらう事が大好きで
ショーパブダンサーをしていました。
そのままでも、十分に楽しい毎日だったけど、
その先の景色が見たくて、ダンサーとしての自分の可能性を信じてみたくなり、
29歳の時にスーツケース2つだけもって、
ニューヨークに渡米しました。
まだパソコンがない時代で、今思うと恐ろしいと思うんだけど、なきゃないでなんとかなっていたんだよね。
そして、NYでゼロからバレエを始めたんだ。
ダンスの基礎だと言われてるバレエができないと
オーディションに受からなかったから。
ただ「基礎を身につけたい」その一心でバレエを始めた。すきだったからではないんよ。
バレエの神様、ごめんなさい。
(どちらかと言うと女性っぽいと固定概念が強かったし💦)
ステージに立ちたかったからっ。それだけの理由でバレエをはじめたんよ。
そんな事がきっかけではあったけど、
その一年半後、僕はトロカデロバレエ団のオーディションに受かり、初の日本人ダンサーとして、7年間世界中の舞台で踊ってきたんだ。
でも、子供の頃からバレエ一筋に生きてきた団員との
ギャップを常に感じていて、、、
(バレエの世界もショーパブ以外の舞台もしらなかったから)
必死で、追いつきたくて、オフの時もレッスンして、
それが楽しかったし、、、
いつの間にか、体の限界を超えていてさ。
(痛々しく受け取らないでほしいんだけど、
使い過ぎて、膝の半月板は消耗して跡形もないし、
股関節は人工です)
それから10年後の39歳で帰国したら、
周りの評価は、僕はショーパブダンサーではなくなっていた。
そのプレッシャーやギャップは言うまでもないね。
(男性だけのバレエ団ということもあり、
元女性だったことも隠してきたし)
それからというもの、人の期待に応えたい気持ちや
要らない責任感ばかりが大きくなってしまい、、、
好きな人達の期待だから尚更。
そんな風に僕はとらえてしまっていたし、舞台を作る事が楽しかったから、向き合う時に自分と向き合わずにいたから、
3年半前に主催したNYでの自主公演以来、
舞台がつくれなくなってしまったんよ。
それでも、意識的には手放しているつもりなのに、こびりついてるように、過去の栄光にしがみついてる自分もいて。
誰も何も失敗だなんて言ってないのに、勝手にそう思い込んで。
当時の僕は、結果に走りすぎていたの。先ばかりみていたの。
、、、そして、自ら、屈折して、舞台にはふさわしくない人間と思い込んで、それ以外の夢を選択した。
島に住む事。
うん、当時の僕には救いだった。あの島の大自然と島の人達。知らない環境。
淡々と塩をつくりながら、
自分と向きあっていたんよ。3年間。
そんな生活の中でもハッピーちゃんがずっと
ステージに誘ってくれていて、、、
僕をあきらめないでくれる自分以外の人っているんだな、、、って。そう勝手に受け止めてる。
、、ってゆうか、そういう人って、自分を諦めてないから、その振動が周りに伝わるのかな。
それでも怖くて怖くて、、、
舞台が。
元々、めちゃひねくれてる所もあるし、真っ直ぐに生きる自分もいるし、、、
この数年間は、ほったらかしていた事が拗れて、絡まって、解くのに時間がかかったんよ。
でも、そんな僕を受け入れて、関わり続けてくれた人の愛によって、僕は自分を取り戻せたんだよ。
家族でも血縁でもない人達から(もちろん、妻の真衣ちゃんにも)
沢山助けられ、チャンスをもらって、支えてもらって、
信じてもらって、信じさせてもらって、気づいた事が沢山あるんだ。
熱く温かく生きたいな、、、
そういう自分を大切にしたいよ。
そういう人で在りたい。
先日はアイキンの劇団焼銀杏ペガサスの舞台で役者デビュー。
今の僕にとってマジで素晴らしいチャンスとなったん。
そして、10月7日はビルボード東京で歌手デビューするんだ。
最近、改めて思った。
人生を楽しむことってさ、
学びつづけることなんだね、、、
僕にとっては、かもしれないけど。
だから、僕はどんな経験をしても、
初めての事ばかりでも、たくさん恥かいても、
自分の人生を楽しむプロフェッショナルでいたい。
53歳の決断だよ。
(因みにビルボードライブが終わったら、すぐに
54歳っ✨リボーンだね。)
下手くそから始まったバレエも少しは綺麗になったし、女性の体として生まれても、立派なオヤジになったし、夢は叶うんだよ。
望む事を諦めなければ。
そしてやり続ければ。
役者としてはまだ新人だし、
歌手としてはまだ、デビューもしてないけれど、
僕は自分の夢は必ず叶えることにする。
もし、叶わない夢があるんだとしたら、
それはダミーで、夢ではなく、望みでもないことなのかもしれないね。
本当にやりたい事は叶ってる。
今も昔もこれからも。
そう、無邪気に楽しんで、遊んでいればいいだけなんだから。
それが1番僕らしい生き方だということを
思い出せたんだ。
もっともっと本気で遊ぶぞっ‼️
それが僕にとっての最大の許可でした。
54歳から、また生まれ変わった自分に
最高の「おめでとう‼️」を言いたいんだ。
だから、引かないし、潜らないし、嫌われても、
笑われても、ダサくても、カッコ悪くても、上手くできなくても、ベストを尽くすよ。
これがおれです‼️
って、自分らしく、ここに立つところから、また人生をスタートしたいんだよ。
すごく凄く怖しいんだけど、
54年前に生まれた感覚を思い出してみようと、、、
そんな自分に会いにいこうかと、、、
100%の可能性しかなかった頃。
怖しいほど恥ずかしいんだけど、
そんな僕のリボーンに立ち会ってもらえたら、、、
見届けてもらえたら、マジ最高です。
名取寛人
10月7日、
名取寛人1st ライブコンサート「to HOPE」in
ビルボード東京のチケットは
今週末から販売開始予定です‼️
名取寛人