エリック・クラプトンが多大な影響を受けたと公言している、2013年に他界した偉大なソングライター、J.J.ケイルに捧げたアルバム「ザ・ブリーズ」をリリースしました。

このアルバムを聴きながらふと思い出したのは、クラプトンと言えば「Layla」。

この「Layla」の邦題が「いとしのレイラ」なのは有名ですが、この邦題を付けたのは私が会社に入った時の洋楽部長で、その昔にクラプトンの国内リリース担当ディレクターだったSさんです。

「Layla」を「いとしのレイラ」と邦題を付けるのって、一見簡単そうに見えますが、これは私はもの凄いセンスだと思います。

歌詞の意味、そして言葉の響き。

短くてもキチンとその歌の内容が伝わるようなセンスのある邦題を付けるのは、一筋縄ではありません。

「いとしのレイラ」は「愛しのレイラ」と漢字を使うだけでもかなり印象が変わると思いませんか?

そんな文字が発するイメージも含めて、この「いとしのレイラ」と言う邦題は、歴史に残る名邦題だと私は思っています。

Sさんはまた、ビージーズの「First of May」を「若葉のころ」と邦題を付けた人でもあります。

さすがとしか言いようがありませんね。

そしてこのブログでも何度か登場した事がある、I会長はさらに上を行きます。

有名なのはピンクフロイドのアルバム「Atom Heart Mother」を「原子神母(げんししんぼ)」、「The Dark Side Of The Moon」を「狂気」と付けました。

プログレを深く理解して、且つ膨大な語彙力も持っていないと、とてもこんな言葉は出て行きません…。原子神母ですよ。

凡人の私には、このような偉大な先輩達の、歴史に残る邦題を「すげーなー」と羨むしかありません。

ちなみに私の付けた邦題で記憶に残っているのは、あるギタリストの「Afternoon in Thailand」って曲を「タイの昼下がり」って付けたぐらいですかね。

あ~、才能の無さっぷりに自己嫌悪です。。