最近でこれほど読むのが辛かった本もめずらしい。

よそのレビューだけど今の貧困家庭ってとんでもないことになってるんですね。高校無償化の話がありますが底辺校と呼ばれる高校の子たちは230円のうどんが食べられなくてカップラーメンを外に買いに行ってるとか。制服の下が裸同然だとか。
気の毒すぎる話がいっぱいでてきて本当にしんどかった。

また印象的なのが高校中退した子たちにインタビューするとその後の人生で物凄く高校中退を後悔していること。
僕の頃なんてまだ中退して働いても肉体労働でまぁまぁやってける・・・・みたいな風潮があったんですがもうぜんっぜん就職がないらしい!びっくりです。その現実に突き当たってみんな高卒を取りなおしたいだとかもう高校を義務化してほしかった、みたいなことをいっています。
僕も高校の頃結構不登校でかなり卒業が危なかったんでかなり身につまされました。ちょっと間違えたら似たようなもんですよ。

それと親が高校なんてやめてしまえ、というような家庭があるんですね。話には聞くけどそれがまた貧困の連鎖になるっていう・・・・。自分のコンプレックスを子供にも無意識か意識的にか持たせるように仕向けるっていうのはやりきれない心理ですね・・・。

それにしても現在のいわゆるヤンキーと呼ばれる子たちって大変なんですねぇ。僕らの頃はなんだか自由に生きててわりといいバイクにのったりしてていいなーと思ったもんですが今はほんと食うために万引きする、みたいな感じらしいです。ボンタンの刺繍に5万かける、みたいな時代じゃないんですね。まだ恵まれてたんだなー