被災地視察とボランティア 3日目 | 山口泰斗の上毛町まちづくりブログ

被災地視察とボランティア 3日目

3日目 5月3日、
前日にボランティア登録した七ヶ浜町に向かうと、
GWを利用して全国各地から多くの人がボランティアに駆けつけていました。
多かったのは東京近郊や大阪、神戸、中には福岡から駆けつけている方もいました。

大学生協が組んだツアーで来ている全国各地の学生さんも多く、
また、自分と同じ世代(20代後半の社会人)の方も多かったように思います。

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まず、社会福祉協議会の方のあいさつから始まり、
ボランティアセンターに依頼が寄せられている内容の説明があり、
その後、誰がどの作業を担当するかのマッチングがありました。

内容としては、
主に、避難所の子どもたちのケア(遊び相手)、津波の被害を受けた住宅の家財整理や泥の洗い流しが継続してある内容とのことでしたが、
その他に、GWで多くの人がいるので、町のメインストリート(津波が来た箇所)の清掃が特別に設けられ、
多くの人がそのクリーンアップ大作戦に参加しました。
自分と会社の同期もそこに参加しました。

10人程度ずつの班が約10班でき、
各々の担当箇所に別れて、道路の清掃作業を進めました。

道路には大量の泥や砂が残り、植栽にも泥やヘドロが絡み付いていたので、
それらを湛然に取り除いて土嚢袋に詰め、きれいにしていきました。
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道路のすぐ横は、押し流された瓦礫が依然として残っています。
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お昼は、ボランティア用に炊き出しをしていただきました。
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ボランティアセンター前で行われたフリーマーケット。
津波で家財を流されて物資が足りない方のためのフリーマーケットかと思いきや、
送られてきた物資のうち余った物資でフリーマーケットを開き、売り上げを義援金として寄付するというものでした。
若干違いますが、こうしたコミュニティビジネス的なものが非常に求められている気がしました。
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ボランティアセンターに隣接するサッカー場は、津波による流出物が展示されていました。
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その上の山には、瓦礫の山が積み上げられていました。
ここでも、瓦礫を処分できる場所が限られているようです。
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午後からは、清掃作業の続きをし、
メインストリートがおおむねキレイになりました。

通りがかった町の方からも声をかけていただいたりしましたが、
こうしたボランティア活動によって、町の方に少しでも気持ちよく生活していただけたら嬉しいですし、
依然として大変な状況もあると思いますが、こうして町の外からも多くの人が応援しているということを感じてもらえたらいいなと思いました。

沿道には、桜が淡く控えめに咲き、
空には虹が出ていました。

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夕方にはこの日の作業を終え、
スーパー銭湯に行ってサッパリした後、
仙台市内で東北大の友達(中学高校の同級生)に会いました。

彼は博士課程で宇宙や惑星の研究をしているのですが、
天文学的なスケールの話を聞くと、また違ったモノの見え方がする気がしました。
地球だけに生命がある?って、とても不思議なことですよね。