HR/HMバンドのアルバムには大概、一曲はギターインスト曲が入っていたりするものだ。
ギターインストは好きだが、インストアルバムは殆ど買わない。歌モノがないと寂しいのだ(笑)
なので、選択肢はかなり少ない中からの選曲となるが、今日はそんな僕がギターインストで好きな曲を5つ、ランキングしていきたい。
5曲は少ないかと思ったが、"これは死ぬほど聴いた!"という曲は意外と少なかったし、同じアーティストが被ることが多かったので5曲に(笑)
第5位 Devil Theory / Jeff Loomis『Zero Order Phase』
いきなりインストアルバムからの選曲(笑)
正直、このアルバム丸々5位に入れていいほど、インストアルバムとして完成している。
ジェフ・ルーミスのそれ以前の活動は全く知らなかったが、このアルバムの「Jato Unit」と言う曲をYou Tubeで聴いた時に、すぐに他の曲もチェックしたくなり、アルバムもすぐに買いに走った。
「Devil Theory」は、彼が以前在席していたNEVERMOREでやっていたようなヘヴィネスを全面に押し出した曲調を主軸に置きながら、所々で出てくる“泣き”のフレーズがたまらないのだ。
特に3:17くらいからの急激な展開は本当に素晴らしい!
あれ?途中からマイケル・シェンカーがソロ弾いてます?って言うくらい、一気に雰囲気が変わる(笑)
ジェフのギターテクニックは、ギターを弾かない自分でも分かるほど超ハイレベルだが、この曲、このアルバム全体に言えることだが、ソングライティング力が素晴らしく高い!!
イントロはデス調で始まる曲が殆どで、曲の展開がごく自然な感じでメロディアスに移行して行くのも凄いが、ギターの泣き具合も素晴らしい!
2ndもインストを期待していたが、ボーカル曲が入っていたのでスルーした(笑)
彼にはもう一度インストアルバムを作ってほしい。
第4位 Every Thought / Neil Zaza『Staring At The Sun』
またインストアルバムから選んでしまった(笑)
このアルバムは、Burrn!で高評価されていたのでずっと気になっていた。
ニール・ザザは、韓国では人気らしいが、日本ではかなりマイナーな存在。
発表しているアルバムは、自分が把握している限りでは全てインストアルバム。
その中でも群を抜いてクオリティが高いのがこれ。
この「Every Thought」は、テクニカルなプレイが売りのニールにしてはかなり大人し目のプレイで奏でられるバラード。
イントロのアコースティックギターからしんみりと味わい深い。
その後エレクトリックパートに入ると、抜群のフレージングセンスと情感豊かなヴィブラートやチョーキングで強烈な“泣き”を放出していく。
聴く人によれば、“地味”で片付けられるかもしれないが、自分にとっては“ボーカルがなくても成立するほどギターが唄っている曲”である。
第3位 EMOTIONS / GALNERYUS 『RESURRECTION』
小野正利さんが加入して一発目のアルバムから。
ガルネリウスのアルバムは、インストで始まり、インストで終わるケースが多いが、この曲は、そういう繋ぎ“の曲ではなく、アルバムの中盤に収録されている、“曲単位”のインスト曲。
この曲の特長は何と言っても、ギターのSyuさんとキーボードのYuhkiさんの掛け合いであろう。
悲しげなギターソロで幕を開けた後のギターとキーボードとアンサンブルで勝負あり(笑)
もうこの時点で完全にやられた(笑)
何という美しいメロディ。
中盤の東洋的な?音階も素晴らしいし、ハードなパートを経てまた最初のリフに戻る瞬間が鳥肌モノ!
この曲は楽曲のクオリティが高いのは勿論だか、SyuさんとYuhkiさんの圧倒的な演奏力と表現力に只々酔いしれることが出来る、完璧なインスト曲だ。
ライブではそんなに聴く機会がないが、頻繁にやってほしい曲。
第2位 The Messiah Will Come Again / Gary Moore 『Essential Montreux』
数年前にYou Tubeでこれを観てから、何度再生したか覚えていないくらい好きな曲。
オリジナルはロイ・ブキャナンの1stに収録されている。
『After The War』にも同曲が収録されているが、こちらのライブバージョンのほうが遥かに好き。
これに関しては、ただ聴いてほしいとしか説明のしょうがない(笑)
ロイのオリジナルには語りが入っているが、こちらは全篇ギターインスト。
例えるなら、ロイのオリジナルは“静かな泣き”、ゲイリーのバージョンは“爆発的な泣き”といったところだろうか?
どちらも素晴らしいが、僕は圧倒的にゲイリーのメシアが好きだ。
「The Loner」、「パリの散歩道」など、ゲイリーのギターインストの名演を差し置いてこれを選んだのは、繰り返しになるが、“泣きの爆発力”。これに尽きる。
こんなギタリストはもう二度と出て来ないであろう。
R.I.P Gary
第1位 Say goodbye / Dave Meniketti『On The Blue Side』
2位のゲイリー・ムーアと共に、人間国宝と呼ばれるデイヴ。
この曲に出会ってから20年以上経つが、出会った当時から好きなインストNo.1に君臨し続けている。
Y&Tの時の彼とは違い、ブルージーな音色とフレーズで時に優しく、時に激しく奏でる泣きのギターは絶品としか言いようがない。
要所要所に出てくる、むせび泣くようなヴィブラートは筆舌に尽くしがたい……。
まさに人間国宝。
これも2位のゲイリーと同じく、ウダウダ説明するより、とにかく聴いてくれ!というしかない名曲。