『KANE ROBERTS』 / KANE ROBERTS (1987)

 

1.Rock Doll
2.Women on the Edge of Love
3.Triple X
4.Gorilla
5.Outlaw
6.If This Is Heaven
7.Out for Blood
8.Full Pull
9.Too Much(for Anyone to Touch)
10.Tears of Fire
11.A Strong Arm Needs a Stronger Heart

 

 

元Alice Cooperバンドのマッチョギタリスト、ケイン・ロバーツの1stソロです。

 

彼は2000年にPhoenix Downというバンド名義で『Under A Wild Sky』というアルバムを出していて、その作品で彼の事を知りました。

 

彼の見た目とはかなりギャップがある(笑)、メロディアスな音楽性にすっかり虜になったのを覚えています。

 

 


 

 

1.「Rock Doll」

 

いかにもアメリカンな、グルーヴィで重たいハードロック。

 

これは挨拶がわりの一曲だと思う。

 

 

2.「Women on the Edge of Love」

 

ここからが彼の持ち味。

 

即効性のあるキャッチーなメロディが突き刺さる素晴らしい曲。

 

ケインのリッチー・サンボラを彷彿とさせるボーカルは力強く、ギターもジョージ・リンチばりに熱い!

 

 

 

3.「Triple X」

 

ケインの情感豊かなボーカルが前面に出たパワーバラード調の曲。

 

ここでも彼のギターが冴え渡っている。

 

サビの部分がジューダス・プリーストの「Some Heads Are Gonna Roll」っぽいのはご愛嬌(笑)。

 

 

 

4.「Gorilla」

 

かなりメタリックなギターが激しく鳴り響く2分弱の小曲。

 

 

5.「Outlaw」

 

これまたジューダスを彷彿とさせるメロディックなリフが印象的な力強いメタル曲。

 

LAメタルに僕はあまり詳しくないのだが、こういうのをLAメタル的と言うのかな?

 

それはともかく、文句無しにカッコいい曲だ。

 

 

 

6.「If This Is Heaven」

 

今度はハードポップ調のリフで始まる、1とは違った意味でアメリカンな曲。

 

こういう明るめの曲もサラッとやってのけるのが彼の才能の凄さ。

 

派手なギターソロも聴きどころの一つ。

 

 

7.「Out for Blood」

 

また一気に雰囲気が変わって今度は疾走メタルチューン!

 

この曲が最もジャケットのイメージに合ってるかな?

 

ここでもテクニカルなギターソロが冴えまくっている。

 

フリーウィール 〇〇? トゥースアンド 〇〇?

 

気のせい気のせい(笑)

 

 

 

8.「Full Pull」

 

小刻みなリフから始まる、縦ノリのメタル曲。

 

彼の歌の上手さはこういう曲でこそ際立つのかも知れない。

 

パワーと声量は一線級のシンガー達と引けを取らないと思う。

 

 

9.「Too Much (For Anyone To Touch)」

 

これはシングルカットされてもおかしくないほどの必殺キラーチューン。

 

キャッチーなメロディが次から次へと畳み掛ける、圧巻のクオリティ。

 

彼のソングライティング力の高さには本当に驚かさせるばかり。

 

 

 

10.「Tears of Fire」

 

美しいバラード曲。

 

如何にも80年代的なキーボードをバックに、エモーショナルに歌い上げるケインのボーカルが印象的な冒頭部。

 

つい聴き入ってしまう。

 

とてもマッチョマンが書いたとは思えない(失敬w)、美しい曲。

 

 
 

11.「A Strong Arm Needs A Stronger Heart」

 

10 が突如終わり、この曲に繋がる。

 

9 と似た雰囲気の曲調で、この3曲の並びは何かしらの意味があるのだろうか?

 

 


 

 

ちょくちょく元ネタが垣間見える瞬間があるものの、全体的には本当によく出来たメロディアスハードの作品だと思います。

 

そこにメタリックな曲が数曲入ることで、よりトータルで引き締まった印象も受けます。

 

 

ただ、内容が素晴らしいだけに、ジャケットのマッチョなイメージが当時も今もマイナスな効果を発揮してしまっている気がします(笑)。

 

逆を言えば、そのギャップがアピールポイントになると言うことです。

 

まだ聴いたことのない人は是非聴いてほしい作品です。

 

 

※本作と2ndは、今年1月下旬にユニバーサルから1100円という破格の廉価盤で再発されるそうです。

 

マスターは古いみたいですが、気になった方は要チェック!

 

 

  ↓ リマスター盤

 

 ↓ 廉価盤