以前にも紹介したことがある大好きなシンガー、フランキー・ミラー。

 

 

勉強不足で最近知ったのですが、彼は1994年に脳出血で倒れ、その後手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残るという悲劇に見舞われていました。

 

親交の深いジョー・ウォルシュに誘われてイーグルスのライブを鑑賞した後だったそうです(wiki)。

 

 


 

 
以降音楽活動から遠のいていた彼ですが、多くの未完成の音源を残していたそうです。
 
それらを完成させるべく、エルトン・ジョンロッド・スチュワートなどの多くの友人達が立ち上がり、2016年に『FRANKIE MILLER’S DOUBLE TAKE』というタイトルで発表されるに至りました。
 
 
 
『FRANKIE MILLER’S DOUBLE TAKE』/ Frankie Miller (2016)
 
1. Blackmail feat. Joe Walsh 
2. Where do the guilty go 
feat. Elton John and Steve Cropper 
3. Way past midnight 
feat. Huey Lewis 
4. True Love 
feat. Bonnie Tyler 
5. Kiss her for me 
feat. Rod Stewart and Joe Walsh
6. Gold Shoes 
feat. Francis Rossi 
7. Sending me angels 
feat. Kiki Dee and Jose Antonio Rodriguez 
8. Jezebel Jones 
feat. Kid Rock and Full House 
9. When it's rockin' 
feat. Steve Dickson and Full House 
10. Beginner at the blues 
feat. Delbert McClinton and Full House 
11. To be with you again 
feat. Kim Carnes 
12. I want to spend my life with you 
feat. Willie Nelson 
13. The Ghost 
feat. Tomoyasu Hotei 
14. It gets me blue 
feat. Paul Carrack 
15. Out on the water 
feat. Stuart Emerson 
16. It's a long way home 
feat. Brian Cadd 
17. I'm missing you 
feat. John Parr 
18. I never want to lose you 
feat. Lenny Zakatek 
19. I do Frankie Miller 
 
 
この作品の大きな特徴は、フランキーがすでに録音していたボーカルを活かし、彼を敬愛する様々なミュージシャン達が歌や演奏を被せコラボしている所です。
 
 
先述したエルトン・ジョンロッド・スチュワートは勿論のこと、他にも豪華ミュージシャン達が多数参加しており、日本からも超有名ギタリストが参加しています。
 
今回は本作から何曲かピックアップして紹介したいと思います!
 
 

 
 
「Blackmail」feat. Joe Walsh
 
冒頭でも触れた、ジョー・ウォルシュが参加している曲です。
 
本作で最もハードロック色が強く、ジョーのギタープレイが生み出すダーティな雰囲気が文句なしにカッコいいです。
 

 

 
 
Where Do The Guilty Go?」feat. Elton John and Steve Cropper
 
エルトン・ジョンと共演しているだけで豪華ですが、モータウンミュージックで重要な役割を担ったスティーヴ・クロッパーがギターで参加しているなんて、本当に贅沢な楽曲です!
 
コスペルタッチの曲は絶品で、スティーヴの味のあるギターが沁みます……。
 

 

 
 
「Way Past Midnight」feat. Huey Lewis
 
派手なホーンセクションと、聴けば彼とすぐに分かるヒューイ・ルイスの歌声が相まって、どことなく80年代の雰囲気を持つノリのいいキャッチーな曲。
 
あの時代にリアルタイムで発表されていたらスマッシュヒットを飛ばしたかも??
 

 
 
 
「Kiss Her For Me」feat. Rod Stewart and Joe Walsh
 
若々しいフランキーの歌声と対象的に、いい意味で枯れた感じのロッドの歌唱。
 
同時期に録音されていたらどんな感じになったのだろう?と贅沢な想像をしてしまいますが、そんな細かいことがどうでも良くなるほどいいバラード曲です。
 
ジョーのギターはかなり控えめ。
 

 


 
「Jezebel Jones」feat. Kid Rock
 
キッド・ロックと言えば、モトリー・クルーのトミー・リーと殴り合いの喧嘩をしたイメージしかなく(笑)、正直、本作に彼の名前があることに違和感を覚えましたが、これが中々どうして素晴らしいバラード曲に仕上がっています。
 
二人ともハスキーなので、本作では最も自然なデュエットかもしれない。
 

 


 
 
「The Ghost」feat. 布袋寅泰
 
フランキー・ミラーと布袋さんに繋がりがあったなんて!
 
と、クレジットを見て思わずビックリした組み合わせ。
 
まさかボーカルで共演してないだろうな?と恐る恐る聴いてみたが、しっかりギターのみの参加でした(笑)
 
さすが布袋さん、自己主張は控えめで飽くまで曲を引き立てるプレイに徹しています。
 

 

 
 
本作は豪華ミュージシャン達による、いわゆる“疑似コラボ”的な作品でした。
 
参加したメンツの凄さにまず目が行きがちですが、各楽曲のクオリティがかなりハイレベルで、よくこんなにいい曲が沢山眠っていたな、と驚くばかりです。
 
やはりキモとなる曲がいいからこそ、豪華メンバーとのコラボもより輝きを増すのだと思います。
 
上に紹介した曲以外にも数々の佳曲が揃っていて、企画盤とはいえ、聴く価値は十分にあると思います。
 
 
そして何より、超有名シンガー達とのデュエット曲を聴くと、フランキー・ミラーという不世出のシンガーの偉大さを再確認させられました。