『SHY』 / SHY (2011)

 

1.Land Of A Thousand Lies 
2.So Many Tears 
3.Ran Out Of Time 
4.Breathe 
5.Blood On The Line 
6.Pray 
7.Only For The Night 
8.Live For Me 
9.Over You 
10.Sanctuary 
11.Save Me 
12.Union Of Souls 

 

 

SHY:

 

LEE SMALL (Vo)
STEVE HARRIS (Gt)
ROY DAVIS (B)
BOB RICHARDS (Ds)
JOE BASKETTS (Key)

 

 


 

 

英国産メロハーバンド、SHYといえば、87年発表の『Excess All Areas』を最高傑作に挙げる人が多いでしょう。

 

僕も高校生の頃に聴いてかなりハマった記憶があります。

 

 

それ以降の作品は全く聴いていませんでしたが、彼らが2011年に発表したこのセルフタイトル作品は、Burrn!誌で絶賛されていたという単純な理由で(笑)、少し後追いで購入しました。

 

以前とは違うサウンドながら、その圧倒的な品質の高さに衝撃を受けたのを覚えています。

 

そしてこの作品が、ギタリスト・ソングライターであるスティーヴ・ハリスの遺作という事実が未だに信じられません。

 

 


 

 

【オススメ曲】

 

1.「Land Of Thousand Lies」

 

SEっぽいシンフォニックなイントロに続き、ヘヴィなギターサウンドが聴こえた瞬間、明らかに『Excess~』とは異質なものを感じる。

 

しかし、Bメロ辺りからメロディアスな展開になり一安心。

 

以前の透明感は影を潜めているものの、高品質なメロディは顕在。

 

そして本作の目玉の一つは、この作品から新加入のシンガー、リー・スモール

 

グレン・ヒューズと比較されたりしているが、節回しは確かにグレンぽい。

 

流石にグレン並とまでは行かないが、実に堂々とした歌いっぷりでとにかく上手い!

 

前任者も良かったが、個人的にはリーのボーカルの方が圧倒的に好み。

 

 

 

2.「So Many Tears」

 

これを初めて聴いた時の全身総毛立つような興奮は今でも忘れない。

 

途轍もない煽情力を持つ楽曲をリーが圧倒的な歌唱力で歌い上げる。

 

これ以上の説明は不要の名曲。

 

 

 

6.「Pray」

 

テンポ速めのハードな曲で、キラキラしたキーボード・シンセのサウンドが要となり、キャッチーなメロディを強力にバックアップしている。

 

ゴージャスなキーボードサウンドもそうだが、スティーヴのエモーショナルなギタープレイも華を添えている。

 

 

 

7.「Only The Night」

 

英国というより、どこか北欧の雰囲気が感じられ、TNTとかが演っていてもおかしくないほど透明感に溢れている。

 
80年代の彼らが好きなファンにもウケそうな曲。
 
楽曲や演奏もさることながら、コーラスワークが素晴らしい。
 

 

 

8.「Lve For Me」

 

個人的には と同じくらいリピートしている大好きな曲。

 

イントロのキーボードからすでに哀愁が炸裂。

 

感動的なサビのメロディも秀逸だが、そこまでの展開も完璧で、どこにも隙が見つからない。

 

2:15 辺りからのドラマティックなブレイクパート、それに続く情感溢れるギターソロもよく歌っている。

 

そしてやはり、リーの抜群の表現力は圧巻の一言。

 

↑アー写が古いですが気にしないでください(笑)
 
 
11.「Save Me」
 
重厚感溢れるサウンドが印象的。
 
この重く迫力のあるサウンドは、最早メロハーというよりプログレハード的とも言える(まあ、どっちでもいいけどw)。
 
こういう重た目の曲だとリーの力強い歌唱がより映える気がする。
 

 
 

 
 
80年代のあの透明感溢れるサウンドを期待して聴くと、"違う"と言う人がひょっとしたら居るかも知れません。
 
かく言う僕も、"大分骨太になったな” という印象を受けました。
 
しかし、本作に収録されている声品質な楽曲の数々を前にすれば、そんなことはどうでも良くなります。
 
ただ、一つだけ贅沢を言わせてもらうと、最後の方にガツンと来る曲が一曲欲しかったな、という点でしょうか。
 
 
ネットなどを見ていると最近は品薄状態ぽいので、メロハーファン、HR/HMファンで気に入った方は見つけたら即ゲットすることをオススメします。