今回紹介するのは英国のプログレバンド、I Am The Manic Whale

 

プログレファンの間でも恐らくあまり知られていないであろう彼ら。

 

影響を受けたバンドとして、Genesis、Big Big Train、The Flower Kings 等を挙げています。

 

 
見た目はハッキリ言って冴えないですが(笑)、かなり良質のプログレをやっています。
 
 

彼らのデビュー作は、プログレ初心者だった(今もかw)数年前に出会って以来、ずっと愛聴盤になっている作品です。


 



 

 『Everything Beautiful In Time』 
/ I Am The Manic Whale (2016)
 
1. Open Your Eyes 
2. Pages 
3. Princess Strange 
4. Circles (Show Love) 
5. Clock Of The Long Now 
6. The Mess 
7. Derelict 

 

 

I Am The Manic Whale:


Michael Whiteman(B/Key/Vo)

David Addis(Gt/Vo)

Ben Hartley(Ds)
John Murphy (Key)

 

 



 

【オススメ曲】

 

1.「Open Your Eyes」

 

シリアスな雰囲気のイントロに導かれるものの、甲高く明るい声質のボーカルが加わると、どこかコミカルな印象に変わってしまう。

 

しかし、サビ前で急にマイナーからメジャーへ、そしてサビ後にまた急激にマイナーに戻す展開にかなりのセンスを感じた。

 

ギターソロがメガデスの「Tornado Of Souls」のパロディにどうしても聴こえてしまうが、このバンドがやると何故か許せてしまう(笑)。

 

ボーカルの親しみやすい声質がそう思わせてくれるのだろうか?

 

 

 

3.「Princess Strange」

 

本作では最も短い曲であるが、彼らの非凡なポップセンス、メロディセンスを理解するには打って付けの曲だと思う。

 

プログレというカテゴリーにおいて他のバンドと一線を画すのは、この曲のような親しみやすさや分かりやすさなのかも知れない。

 

 

 

4.「Circles (Show Love)」

 

個人的に一番好きな曲。

 

この曲はとにかく、ハイライトまでの焦らし方がハンパない(笑)。

 

16分近くある大作だが、場面展開が非常に多く、どこで帰結するのか全く読めない。

 

かと言って、これぞプログレ!という類の複雑さ、難解さは感じないので一気に聴き通せる。

 

やはり、キャッチーなメロディが本流にあるからだろう。

 

 

 

5.「Clock Of The Long Now」

 

重厚なコーラスからジャジーな曲調へと展開していく冒頭部。

 

特徴的なリズムの上でテクニカルな演奏が繰り広げられるが、途中からメロディアスなバラード調へと変化していく。

 

この辺のセンスもニクいし、ハイセンスなメロディラインもGOOD。

 

 

 


 

 

今回紹介した曲以外も、プログレという範疇に収まらない、個性的な曲が収録されています。

 

約21分あるラストの「Derelict」も入れたかったですが、流石にそんな長尺に付き合わせる訳にもいかず(笑)、外しました。

 

 

非常にクオリティの高い音楽をやっていると思いますが、如何せん、彼らの音源は流通が少なく、現段階では入手が非常に難しいというのが現実。

 

なので、もし気に入ったのであれば、こういうバンドもいるということだけでも覚えて頂けたら幸いです。

 

 

2020年に発表された3rdアルバムの方が入手しやすいですし、その中の何曲かは素晴らしい出来映えでしたので、そちらもチェックしてみることをお勧めします。