『PARAGRAPH Ⅴ 』/ SABER TIGER
 

01. Revenged On You   
02. Believe In Yourself  
03. Motive Of The Lie   
04. 屈辱   
05. Sleep With Pain   
06. Back To The Wall   
07. Jealousy  
08. Into My Brain   
09. Because Of My Tears   
10. Mr. Confusion
11. Eternal Loop 

 

SABER TIGER are

 

下山武徳(Vo.)

木下昭仁(Gt.)

田中“MACHINE”康治(Gt.)

hibiki(Ba.)

水野泰宏(Dr.)

 

 2021年に聴いたアルバムBEST 5の第5位は、SABER TIGERのリ・レコーディング曲のコンピレーションアルバム、『PARAGRAPH Ⅴ』です😄

 

 

これを選んだ理由として最も大きいのが、前作『PARAGRAPH Ⅳ』が“THE BEST盤”的な内容だったのとは対照的に、本作は既発曲のコンピ盤でありながら、最初から最後まで“アルバム”として聴ける上に、クオリティも非常に高かったからです。

 

の方が個人的に好きな曲が多く収録されていますが、選曲と曲順が見事にマッチしたのか、本作の方が“一つの作品”として聴きごたえがあると感じました😎🤘

 

「Believe In Yourself」「屈辱」「Sleep With Pain」「Because Of My Tears」「Eternal Loop」と、約半数が下山さん加入後の曲です。

 

これらの曲、特にバックの演奏に関しては、オリジナルの方もメンバーが強者揃いだったこともあり、それほど大きな差は感じませんでしたが、下山さんの歌唱が以前に比べてよりストレートかつパワフルになっており、元々良かった曲たちがより洗練された印象を受けました。

 

“Red”、“Blue”、“Clear”の三部作になっていたものをコンパクトに一つにまとめた「Eternal Loop」は、とても面白い試みだと思いました。

 

 

正直言うと、僕は下山さんのファンなので、アニキの参加した作品以外では1992年発表の『INVASION』しか所有していません(笑)

 

なので、上記5曲以外のオリジナル曲との比較は殆どYou Tubeを聴きながらになりましたが、やはり下山さんの圧倒的な歌唱力により新しい息吹が吹き込まれ、より素晴らしい曲に生まれ変わった印象を受けました。

 

 

特に良かったのが、1994年発表の『AGITATION』に収録されている「Motive Of The Lie」と、『INVASION』収録の「Back To The Wall」です。

 

どちらともオリジナルは久保田陽子さんが歌っており、彼女もかなりパワフルなシンガーでしたが、下山さんの素晴らしい表現力とボイスコントロールで見事に生まれ変わっています。

 

両曲とも日本語詞の曲で、やはり下山アニキの表現力は英語よりも日本語の方がダイレクトに伝わってくると改めて思いました。

 

特に「Back To The Wall」は、下山さんをただガナるだけのシンガーと勘違いしている人に是非聴いて欲しいです。

 

オリジナルの久保田さんのボーカルと比較すると、下山アニキの繊細な表現の妙が特に際立っており、いかに彼が凄いシンガーなのかを見せつけてくれます👍

 

 

他にも、全くの別物級に変身した「Jealousy」(1991年発表『PARAGRAPH』収録)など、聴きどころは満載です😁

 

 

演奏陣はどの時代も元々安定しているので、どうしてもボーカルのことを多く語りましたが、やはり世界レベルで見ても最高峰の演奏力は素晴らしいの一言です❗

 

 

最初に言ったように、ベスト盤ではなく、純粋なアルバムとして聴くことが出来るので、SABER TIGERをまだ聴いたことのない人も十分に楽しめる内容だと思いますので是非❗😎🤘

 

 

↓Trailer