Airport Check-in

 

人は声高に叫ぶ。

「差別はいけない!」と。

残念ながら、それはしかし厳然と存在する。

 

特に空港のチェックインカウンターではそれが顕著である。

エコノミーとビジネス・ファーストクラスの格差が容赦なく眼前に叩きつけられる。

 

セレブのスイスイ・チェックインに比べ、エコノミークラスは常に絶望的な長蛇の列。

 

「やれやれ、ま、でもみんなのチェックインが終わるまで飛行機も飛ばへんのやさかい、よろしいがな・・・」と臥薪嘗胆の思いで列の最後尾に加わった。

 

しかし、進まない。

足元のカタツムリが僕を追い越して行く。(比喩でんがな、比喩!)

 

イライラしながら周りを見回すとセレブ・レーンとエコノミー・レーンの中間にすごく空いているレーンがあるのに気づいた!‼︎

 

「なーんこれ!」

 

じっとサインを読むと Internet/Mobile Check in とある。

どうやらネットでチェックインを済ませていると、ほぼほぼ荷物預け入れだけで済ませられるレーンのようだ。(BAG DROP)

 

たまたまそばを通りかかったタイ航空のお兄ちゃんを手招きし、スマホの僕のeチケットを見せ「これチェックイン済み?」と聞くと「いいえ、まだです。」の返事。

 

「ほな、やったろやないかーい!」また僕のチャレンジ魂に火がつく。

エコノミーの列に並んだままスマホで予約番号から始まり要求される情報をコツコツと入力。

 

格闘すること約5分でチェックイン完了!

後ろに並ぶ絶望の顔をしている人たちに「エクスキュ〜〜〜ズミィ!」と言いながらさかのぼり脱出しBAG DROPのレーンに並んだ。

 

前にはたった2人。

あっという間に荷物を預け終わった。

拍子抜けでなんだかヘラヘラしてしまった。

 

そしてエコノミーレーンでさっきまで僕のすぐ前にいた人がチェックインするまでまだ最低でも30人ぐらいあるのを見て、もっとヘラヘラしてしまった。

 

自分の器はこんなにも小さかったのか!!!

古希を越えた関空でそれに気づき号泣しようとしたが涙は出なかった。

 

僕は非情な男だった。

 

整理すると・・・

タイ航空は出発24時間前からインターネット上で搭乗のセルフチェックインが可能。

これを事前に済ませていると混雑の少ない専用レーンでチェックイン出来るので大変便利。

 

タイ航空以外で同様のサービスがあるかどうかはご自身で確認を。

いずれにしてもネット時代の昨今、早晩どの航空会社でも似たようなサービスが開始される事であろう。

 

次回の海外旅行の際にはぜひチェックを。

 

実はこの後出入国管理について書きたかったのであるが、長い文章を読まされそろそろ辟易としてきている諸兄姉の顔が見えてきたので今回これにて。

 

ー続くー

 

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