連休明けの絶望。家事を「全放棄」して正解だった理由。
「もう無理、今日は一歩も台所に立たないから。」
連休最終日の夜、私はリビングの真ん中で宣言しました。
目の前に広がるのは、家族5日分の泥汚れがついた洗濯物の山。
そして、お土産でパンパンなのに、肝心の夕飯の材料が一つもない冷蔵庫。
(なんで楽しいはずの連休の後に、こんな罰ゲームが待ってるの?)
そんな私の背中に、夫が無邪気な声をかけてきたんです。
「え、夕飯どうするの? 適当にパスタとかでいいよ?」
(適当に? パスタ? 麺を茹でてソースを作って、その鍋を洗うのは誰だと思ってるの?)
ブチッ、と心の中で何かが切れる音がしました。
いつもなら「そうだね」と無理して笑うところですが、今回ばかりは違います。
私は無言でスマホを取り出し、近所のコインランドリーの空き状況をチェック。
そのまま夫に向かって、人生で一番低い声で告げました。
「パスタすら作らない。今日は家事を、全部やめる。」
これが、私の「連休明けサバイバル」の始まりでした。
まず、夕食は近くのコンビニで各自が好きなものを選んで買うスタイルに決定。
「えー、栄養バランスは?」と不満げな長女。
(知るか。一日くらいコンビニ飯でも、死にはしない。)
そう心の中で毒づきながら、私はカゴに「洗い物が出ないもの」だけを詰め込みました。
お箸もスプーンも、全部コンビニでもらえる使い捨てのやつ。
1,500円 ほどの出費にはなりましたが、これで「皿洗い」という重労働が消滅。
次に着手したのは、あの忌々しい洗濯物の山です。
自宅の洗濯機で3回も回して、狭いベランダに干すなんて、考えただけで気が遠くなる。
私は大きな袋に全ての衣類を詰め込み、夜のコインランドリーへ走りました。
大型乾燥機に放り込んで、待つこと 30分。
そこには、天国のようにフカフカになったタオルと衣類が待っていました。
(ああ、これだよ。私が求めていたのは、この温かさと心の余裕なんだ。)
家に戻ると、部屋の中はまだ散らかっていましたが、不思議とイライラは消えていました。
「ママ、なんか今日、怒ってないね」
末っ子がポツリと言った言葉に、ハッとしました。
いつもなら「早く片付けて!」「早く寝て!」と鬼の形相で叫んでいたはず。
でも、家事を手放した今の私は、子供の隣で一緒にアイスを食べる余裕さえあります。
「完璧なママ」を辞めた瞬間、家の中に笑顔が戻ったんです。
今まで、連休明けは「日常を早く取り戻さなきゃ」と必死でした。
でも、ボロボロの体で無理をして、家族に当たり散らすくらいなら。
家事を捨てて、自分の機嫌を取る方が100倍価値がある。
そう確信した夜でした。
結局、洗濯物は畳まずに、各自の部屋へ「山」のまま配布。
(自分で使うときに、自分で掘り起こせばいいじゃない。)
そんな適当なルールに変更しましたが、誰も困っていませんでした。
むしろ、フカフカのタオルを抱えて、みんな満足そう。
夜、一人でお風呂に浸かりながら、私は自分の肩を叩きました。
お疲れさま、私。よく頑張ったね。
連休の思い出を台無しにしないために、一番必要なのは「休み明けのズル」かもしれません。
明日の朝も、きっとパンとコーヒーだけで十分。
皆さんは、連休明けの自分を、ちゃんと甘やかしてあげられましたか?
無理は禁物ですよ。
