今まで、全くここで父の病気の話を出してなかったのに

今回はいきなり父の話だけの回になります。



なんで私も、今まで父の病気について触れたブログを書いてこなかったんだろうなぁ


とふと、思ったのですが


病気の進行が思った以上に早くて、私自身の心の整理ができてなかったんだろうな、

と客観的に思いました、今。




一昨日、実家に帰省中の弟から電話がありました。

(大晦日です・・・)



弟は、姉の私が言うのもなんですが、すごく優しくて頭が良い。けれどもなかなか喋らない。

という性質を持っていたので、彼から電話がかかってくること自体が、何かが起こったのだいうことを示唆していました。



弟:「今、病院にいるんだけど、お父さんの心臓が止まった。」



私:「えーーーっ!!!無気力



ちょっと、予想はしていたけどショックです。







父は、5年ほど前

65歳の時に


慢性気管支炎


と診断され、治療を続けていました。



最初の兆しは、なんだったのかなぁ・・・

と、振り返ると。

元々、痩せ型だった父ですが、20年くらいかけて、少しずつ、体重が減少してた気がします。

10年前、乾いた咳が止まらず、病院を受診した時には


アレルギーでしょう。


と言われ、抗アレルギー剤を飲むも、改善せず。


大きな病院(仮にR病院とします)で診てもらうと



間質性肺炎ですね。



と診断されました。

その病名を聞いた時も、私は結構ショックだったのですが、治療法がないので、治療を特にすることもなくそのまま経過。



5年くらい経過して、そのR病院で


「やっぱ違った。気管支炎だった。」


と診断。

吸入(ステロイド、β刺激、抗コリン)と内服(痰切り)を開始してました。





なんで、気管支炎を間質性肺炎と誤診するのか?





R病院は、そこそこ大きい病院。

変な誤診じゃないですか?




でも父は真面目なので、

指示に真面目に従い、そのまま数年経過。



その頃体重45kgをきってたのかな・・・



昨年(発症から9年)の9月、突然ICUに緊急入院します。

病名は低酸素脳症。

呼吸がうまくできておらず、酸素不足になったため数日、眠れない等の症状があったらしく。



私も相談には乗っていましたが、不眠は加齢に伴い良くあることで、まさか低酸素脳症になっているとは思わず。



そして、呼吸機能の大幅な低下に伴い

心不全を併発しました。



肺の機能が落ちると、心臓等他の臓器にも負担がかかり、悪くなっていく



私は全然この話、知りませんでした。




慢性気管支炎(COPD)で薬局にくる患者さんも、たくさんいますが

吸入をして症状は落ち着いている、悪くもならないけど良くもならない。


そんな人たちばっかりだったからです。



一生付き合っていく病気、くらいのイメージしかなくて。

心不全もしかり。





その後、一旦ICUからは退院し、経過も良好ということで退院になりました。



薬は増え、今までの吸入と痰切りに加え、心不全の薬、利尿剤が追加になりました。

その時に体重38kg。

心不全があるので、体重はこれ以上増やさないように、と主治医から指示あったようでしたが

私や母は、筋力がこれ以上低下すると日常生活が送れず、寝たきりになってしまうのではと危惧していたので、「食べろ、食べろ」と食べさせていました。(笑)でも、そんなにたくさん食べられる力もなく赤ちゃん泣き



そんな中でも、3ヶ月後の12月には、母と近場に旅行に行ったりできるまで回復。



良かった・・・



と思っていましたが



今年(発症から10年)夏頃にまた体調を崩しました。

今度は気胸でした。

一旦入院し、退院したものの、きついようで寝たり座ったりしている時間が増えました。




元々、歩くのも走るのも好きだった父だったけど

殆ど歩く事を見ないようになりました。




少し歩くと、息が上がってゼイゼイいっていました。




そして食欲が目に見えて低下。

本人曰く、吐き気がするようでお腹はすくけど食べられない、と。



朝ご飯も昼までかかって食べたり、食べない時もあったり。





そんな中、

11月の初旬、とうとう立てなくなってしまいました。

その日の朝、心配で母に電話した私。

父と電話を代わったけどなんとなく朦朧としていて会話が成立しなかった。

SPO2(酸素濃度)も84くらいに低下していたので、R病院に連絡したところ、救急搬送。



今回は脱水ということでした。

再び入院。

「お見舞いには来なくていい、落ち着いてからで」と母から言われるものの、重篤な状態にしか見えず



今会っておかないといけない。と無理やりお見舞いに行きました。



お見舞いに行っても朦朧としており、

目も開けない・・・

会話もできない、状態。


今年いっぱい、もたないかも。

そんな印象を受けました。

低酸素状態で、脳の血流が一時的に止まっていたのかもしれません。



それから50日の入院生活を経て、酸素マスクの効果もあり、回復して会話ができるようになりました。

リハビリで少し歩けるようにも。



そして12/25からリハビリ目的の病院に転院することに。



12/25に転院し、それから2日は体調良さげにライン等で連絡がきていましたが



12/27くらいから急に音信不通に。



どうしたのかな?

少し心配になっていたところ、



12/30に母から連絡。

「肺炎になってた!」




熱がなかったけど、体調が悪かったようで、CTを撮ったら肺が真っ白になっていたそうです。



肺炎は、日本人の死因第4位なので心配になりましたが・・・



きっと良くなる。信じて待つしかない・・・・



そう、思っていたのに。



いきなりのことで、頭がついていきません。

お通夜が終わった今日も、悪い夢なのかも?

って思っている自分がいます。



まさか、本当に年内に亡くなってしまうなんて。



もう、連絡をとっても返信がないなんて。

嘘みたいです。