【恋愛やパートナーシップ】に関して、
その原型はやはり親から、特に『異性の親』から強く影響を受けています。
あなたがパートナーとどのように関わるかというパートナーシップは、
『異性の親』とどのような関係であったかが全て現れるのです。
子供が初めて接する異性、それは多くの場合、父親、母親です。
子供は、異性の親との関わりで、うまくいったところ、うまくいかなかったところ全てを学習し、プログラミングしてしまいます。
また、興味深いのは両親のパートナーシップがどのようなものであったかも、
子供は全て『学習』し、プログラミングしてしまうことです。
この時の無意識のプログラミングは、自分が成長し、
異性と関わるようになると起動し始めます。
そのプログラミングは無意識のうちに、異性の親との関わりや
両親のパートナーシップで、うまくいかなかったところ、
未解決なところを、異性であるパートナーを通して
うまくいかそう、解決しようと働きはじめるのです。
※例えば、父親が忙しかった為子供時代に淋しい思いを
抱えていた人は、大人になって同じように忙しい男性に惹かれ、
その人を通して眠っていた未解決の淋しかったという
感情を無意識的に解決しようとします。
※あるいは逆に、全く忙しくしない男性に惹かれ、
その人と父親を無意識のうちに比べ、淋しかったという感情を
満たそうとするのです。
※また、両親が喧嘩ばかりしていた、コミュニケーションが無かった、
暴力的だったなどの両親のパートナーシップの問題を、
自分のパートナーを通して無意識に『再現』し、
両親に代わって自分が無意識的に解決しようとするのです。
これは心理学で『投影』と呼ばれますが、
私たちはパートナーに異性の親の影を見るのです。
パートナーが変わっても、同じような問題が起きてしまう、
似たような状況を繰り返してしまうといったことを経験したことはないでしょうか?
同じような状況を繰り返してしまう『恋愛のパターン』と
呼ばれるものは、未解決なものを解決するまで、
無意識が同じような現実を引き寄せているのです。
このような未解決になっている恋愛のパターンは、
解決するまでその人の人生で繰り返すことになるので、
自分本来の愛に基づいたパートナーシップに対する
障害となっています。