私の地域では
夕方…日没の頃に 音楽が流れます
流れる地域もアチコチあるようですが、
場所によって音楽がちがっていたりします
『遠き山に日は落ちて』
この音楽が流れると
「もうそんな時間か…」とか
「あ～日が伸びたなぁ」とか
さり気なく季節も感じたり…
その音楽を流すために
アチコチ設置されてるスピーカー
土曜日の朝
そのスピーカーから放送が…
普段は夕方以外、
選挙の日くらいしか使われない
そのスピーカーから放送…
『こちらは○○区役所です
都内では… …感染症が…
区民の皆さま
できる限り外出をお控えください』
外出自粛の放送だった
その放送を聞きながら、
私は身支度をしていた
月イチの婦人科 通院日だった
この状況の中
仕事以外で出かける支度…
少しの違和感
今回は数カ月毎の骨密度測定
ホルモンバランスが崩れて
機能も低下して
薬を飲み続けたりしてたけど…
色んな副作用を考えて
薬を飲まない方向に変えた
そしたらば
腰椎と大腿骨の2箇所の測定で、
大腿骨の方が
骨粗鬆症の数値まで落ちた
そっから骨粗鬆症の薬開始…
毎月の服用と数ヶ月毎の測定
測定機は
こんな感じで
こんな感じで 知ってる方は確認しながら…
この台の上に仰向けに寝て、
付属の部分が
ウゥ～と体の上を動く
測定前に 位置合わせをする
お臍や腰骨の位置を確認し、
両足首を固定する
で、看護師さん退室し
部屋の外から機械スタート
いつも同じ看護師さん
テンポよく会話も気持ちいい方
が
今回はどうやら別の方
まだ慣れてない空気感
余計な事は考えまい
…と、
…と、 流れに身を任せ
その方の指示に従い…
とはいえ
慣れてないので
お臍 位置確認の時は
秘孔をつかれたかのように
彼女の人差し指で
私の腹式呼吸が抑圧
骨盤確認の時には
彼女の両手で
私の擽りのツボを刺激
これも彼女の積み重ねのため
そう思いつつ踏ん張り、
さぁ～測定スタートです
機械がウィ～ウィ～と
動き出し 少しして止まると
「画面で位置調整しますね」
いつも通りの流れで声がした
「はい」
横になったまま返事をする
。
。
。
動き出さない
ガチャ
と、ドアを開けたのは
いつもの看護師さん
「すみません！○○さん
ちょっと機械が止まっちゃって…」
どゆこと
「今 調整し直しますので
ちょっと待ってくださいね
」
」 明らかになにか起こっている
私は足と腰を縛られたまま
仰向けで待ち続けた
「すみません
このまま測定してきますね」
」 いつもなら腰から始まり
ウィ～と動いて脚の方へ
それが違う所から動いてる
扉を締める時
いつもの看護師さんの声がした
「どこ押しちゃったの?!
」
」 えっ？やだやだ、
どこ押しちゃったの
そう思ってると 再び機械が止まる
看護師さん再び
「すみません
プリントアウト始まっちゃって
もう少しそのままで…」
」 いつもなら2箇所終えてプリント
それがなぜだか…
順番が狂ったせいなのか、
変なタイミングでプリント開始
なんだかんだありつつも
その看護師さんの対応と
会話の仕方で
私は何度も笑わされた
その個室に響くくらい
腹から笑ってしまった
笑いながら思った
同じことをしても
人を不愉快にさせる人
人を愉快にさせる人
どこがどう違うんだろう
性格的なもの？
別の人が受けたらまた違う？
全てに好かれるなんて有り得ない
けど
せめて自分が関わる人達、
私が好きな人達には、
自分が意図しない不愉快さを
相手に与えたくないなぁ
言葉って難しい
会話って難しい
でも
言葉で伝わる事 たくさんある
会話で届く思いもたくさんある
自分の出した言葉や話にくる、
人からのちょっとした反応に
気持ちが揺らいだり
不安になる時もあるけど…
不愉快な気持ちにさせないために
相手の反応を変えるために
そのために
自分の言葉を変えたりはしない
それをしたら
自分の言葉ではなくなってしまう
私自身の思いではなくなってしまう
相手がちょっと戸惑っても
伝えたいことがある
その思いは変わらない
だから私は
ちょっと尻込みしても
ちょっと迷いそうになっても
伝えていきたい
好きな人達に伝えたい事だから
月イチの婦人科 骨密度測定
初めて会う看護師さんと
いつもの看護師さん
2人の間で
私はそう思うのでありました
みなさんの日々が
何気なくも
しあわせな時でありますように