【今に繋がる日々…】
                  その22話目です


このタイトル関連の話が
          久しぶり過ぎて…滝汗

書いてた私自身が
どこまで話したか…・・・


記憶を辿りながら、
どうぞお付き合いくださいませ


ダイヤオレンジ  ダイヤグリーン  ダイヤオレンジ  ダイヤグリーン  ダイヤオレンジ  ダイヤグリーン  ダイヤオレンジ  ダイヤグリーン



悪性リンパ腫と診断され、
入退院を繰り返してきた主人


最後の入院時には
腹水も溜まり、
呼吸もしづらい状態に…



入院時は
主人の身体は厳しい状態で
外出はもちろん、
自室の階以外は1人で出歩き禁止❌

地下の売店だってもちろんダメです








   いつ何が起こっても
         おかしくない状態です・・・







そう医師から告げられてから
2ヶ月半程経った頃…





世の中は
年末年始の準備で賑わう頃でした





数値が少しずつよくなり、

少しずつ行動範囲が広がり、







 主人の目指していた

             『外泊許可』






ソレを取ることができた年末年始







久しぶりに朝から晩まで

親子3人で一緒にいられるんです







娘と2人

朝早くから家を出て、

主人のいる病院病院へ向かいました




元旦から4日間

主人がすでに決めていたこと…






主人の父達や兄弟と、

2代目母ちゃんと、

私の両親と、



  それぞれと一緒に食事をすること…



そして、


   娘と私に食事を作ること・・・






外泊許可が出た時から

主人が「したい」と思ってたこと






みんなに連絡を取り、

スケジュールを組んで



外泊許可の連日

              誰かしらとの食事会




年明け最初、

元旦には

  お義父さん達家族と弟2人
 みんなでワイワイ・・・


集まる時にはよく行く中華料理屋へ






主人には
                 
             弟が  2人  います




その1人は
入院する前まで
一緒にキッチンで仕事をしていた子


もう1人は
幼くして別れた…
     2代目母ちゃんとの子です




主人はその弟の事を

ずっと前から


   「スゲー可愛かったんだ」


  「アイドルみたいだったんだぞ」


と、


よく話していて






入院してからも


   「アイツに会いたい…」


     ということを言っていました









主人がこういう状況にならなければ

会う事はなかったかも知れません…







その弟と

何十年ぶりかの時を経て



       一緒に年明けを祝い、





父親達と共に 食事をしました

  




店から
場所を変え お義父さん達の家へ…


たくさんの笑いの中、

楽しい時間を過ごし…






体調のことも考え


     
           そろそろお開き・・・






私達が
     タクシーに乗り込むと


車に近づき、
窓越しに
   お義父さんが声をかけてきました





   「それじゃ、…な」

     



それだけを言い、

お義父さんは ジッ…と 主人を見つめ


そのまま数歩後退りして
                        車から離れました





発した言葉よりも

たくさんの思いを込めた瞳・・・




同じ事を感じたであろう主人が

タクシーが発車してスグに   

             私に言った言葉…



「なんとも言えない目ぇしてたな…」





私が思うよりも

もっと もっと

色んな思いを持っている…





お義父さんは

その思いを全く口に出さず

車を見送った・・・
 



けれど

主人を見つめるその目は、


口で語る以上に


深いモノを主人に伝えていた…





 
 本当に


  なんとも言えない目ぇをしてた…







年明け2日目

この日は

私の両親と昼ごはんの約束





主人は


「年末年始って結構休みなんだよ…」


といいながら、



前もって色々調べてくれていた



「ここなら
        年明け2日からでもやってる」


という店を見つけ、





しかも    
       
            当日は


「一応(店に)行って見とこう…」



主人の発言のもと


午前中にそのビルへ行き、


              店のチェックニヤニヤ






「お前の父ちゃんと母ちゃん

    わざわざこっちまで

                出てきてもらうのに…」



自分は車椅子で

  動くの大変なのに



やっぱり

  人の心配ばかりしてくれてた…









待ち合わせ場所に

手土産持って、

笑顔で来てくれた 父と母





予定通りに店に入り、


父と母

主人と私と娘と…


一緒に食事をし、


色んな話をし、笑い、


穏やかな時間をすごして



 
待ち合わせた場所と同じ所で

お互い 手を振りあい  

       その時が終わった・・・
  





その頃は

自分の周りの事ばかり気がいって、


そこまで考えられなかったけど…





ここまで時が経つと


主人の事だけでなく、


その頃の

父と母のことも考えてしまう…





数年前・・・


            「結婚します」


と挨拶に行った男の人が、


 自分の娘と孫と
 何度も遊びに来ていた男の人が、


今  
あの頃とは違う、

全く痩せた体で車椅子乗って…







父はどう思っていたんだろう…


母はどう感じていたんだろう…







何も触れず、


今まで通りに

いつもと同じような態度の父と、


気になることも、

聞きたいことも、

いっぱいあるけど口に出さず


やっぱりいつも通りの母…








そこにまた

私は 溢れ出てくるモノがある・・・






外泊許可は4日間…

まだ
2代目母ちゃんとの食事会と
外泊許可最後の日がありますが…

先が長くなりそうなので



とりあえず
              今日はこのへんで・・・







    台風の被害が
               広がりませんように…