読む前にコッチも・・・
覗いてみてください
主人の再発&再入院・・・
化学療法、放射線治療、
数値を確認しながら
幾つかのパターンを繰り返し
そして
造血幹細胞移植
副作用が無い訳では無いけれど
身動き取れない状態でもなく…
娘と病室へ行くと
私達の顔を見るなり
「売店行くぞ」
「つまんないから
散歩しよう」
病院へ到着し、
病室に入り
アレコレ荷物を下ろしかけてる
「ちょ、ちょっと・・・」
自分のカバンやら幼稚園の荷物やら
主人の着替えやら・・・
「いいから、
早く、は~や~く」
1人であまり出歩いてはいけない。
と言うより、
入院当初から
やたらめったら出歩いていて、
病室にいる事が少なく
看護師さん達に
要注意人物
・・・で目をつけられてたから
だから私達が病院へ行くと、
ココぞとばかりに
病室から出歩く
気力体力がある時は
娘といっぱい遊ぶ
「ママは
仕事で疲れてるから
少し休んでろ」
そんな事言いながら
娘と病院をブラブラしたりして・・・
入院して
身体を休めなきゃいけないのは
パパの方だよ
いつでも、
誰にでも、
自分より・・・相手のこと
自分がシンドい状態なのに、
娘と私の事
いっつも心配してくれてた
なかなか復帰できない仕事場も
何かと気にかけて、
さり気なく様子を聞いてきたり…
アイデア出そうとしたり…
こんなに病室から出歩く人は
他にいないんじゃない
ってくらい、
アチコチ動き回っていたからなのか
今までも見せられてきた
主人の持つ
不思議な回復力なのか、
再入院から
再び退院へ向かうことが出来た
退院と言っても
完治したわけじゃない…
毎日 毎日・・・
いつも通りの1日を過ごしてく
毎日、毎日・・・
主人と私が働いていた店は、
モーニング ランチ
そして
ディナータイムには
ピアノなどの生演奏をしていた店
店の一角に
小さなステージがあり、
毎晩 決まった時間に演奏していた
そのステージが
月に1度
ピアノの演奏だけでなく、
落語やコンサートetc…
1~2時間の
ライブステージ
になっていた
元々
飛び込み面接をして
この店に入った時、
「バイトしながら
芝居のオーディションを受ける」
なんて事を言っていた私
それが・・・
バイトとして始めたハズの私、
5年経った頃には
社員 になり
朝から店に出まくって
結婚し、
子供も生まれ・・・
芝居から
少しずつ遠ざかってしまっていた
そんな頃、
その月1のライブの時間を
1人でやってみるか?
と店から話があった。
「 わたしが」
演奏でも落語でもなく、
ひとりでステージに
えっ
ええっ
話は着々と進んで行き、
店のイベントプロデューサーから
こんな風に言われた。
「今後を決める
オーディションです」
ライブの結果次第で
今後のステージをどうするか・・・
私が
ライブの時間を
しかも
1人での時間を
もらえるなんて
なぁんてウキウキしたけど、
ンなぁ~~っっ
今まで台本があって、
演出がいて、
演じる人達がいて、
そんな環境でしかやってきてない
ひとりで
何をしよう・・・
どうしよう・・・
しかも
誰が私のライブに来てくれるの
お客さんを集められるのか・・・
訪れたチャンスに
ワクワクする思い
そして・・・
取り留めもなく溢れ出る
でっかい不安
日程も決まった
泣いても、笑っても
もう
動き出している・・・