再び入院生活

 【今に繋がる日々】

この話に繋がる話が幾つかあるので、

もしちょっとでも気になったら

のぞいてみてください

 主人の病気発見と入院…退院、

    そして・・・再発。

再び入院生活が始まり、

家と病院、仕事場、幼稚園・・・

その行き来の繰り返しの毎日。

主人は再び治療が始まり、

副作用に苦しむ毎日・・・

調子が良い日があるかと思えば

次の日は具合が悪くて

話すことさえしんどそうだったり

私が

仕事しながら、

アチコチ動く事が可能だったのは

 主人と同じ仕事場だったから

 主人の父親の経営する店だったから

 私にとっては

     バイト先のオーナー

  としての出会いが先だから・・・

   世間的には

                お義父さん

                       かも知れないけど、

 そう簡単に関係を変われない、

 変えられないような、

   そんな   心理状態    に

        すでになってしまっていて、

 いつまで経っても

   オーナー   と      従業員

 主人の入院で

 空いてしまう仕事の穴を埋めるため

 私が病院や幼稚園への行き来で

 仕事場を出たり入ったりして

 店がガタつくのを防ぐため

   オーナーであるその人が

   店の人達に色々と支持を出した

 その人物の言葉は

           絶対的   

 そんな    チカラ  なのか、

 なんなのか、

    少しぐらいの理不尽さは

               暗黙の了解  

                        で消えていく・・・

 その頃の私は・・・

 モーニングから営業する店に、

 開店準備から入店する為

 朝 自宅で娘のお弁当を作り、

 まだ眠った状態の娘の着替えをし

 幼稚園の荷物を用意し

 自転車で店に向かう

 そのまま店のあるビルへ。

これまた身内がいらっしゃる上の階へ

 娘を連れて行き、

 そのまま寝かせ

 私は店のセッティング。

 そして モーニング営業開始。

   セッティング、

 オープンの７時半から9時までは

                              私1人

 9時入りの人が到着し次第

 その方にあとをお願いして

 再び上の階へ

 娘の幼稚園の支度をして、

 店から幼稚園へ出発

 送り届けて再び店へ。

 店へ戻ってから

       ランチタイム

         ティータイム

 そして夕方５時

 店から幼稚園へ

               おのこり 

 残っている園児が少ない中、

 ワガママを言ったり、

 ダダをこねたり、

 泣いたり拗ねたりすることなく

 夕方遅くまで待っててくれた娘

 そして

       幼稚園から病院へ。

 病院の夕食に間に合うように・・・

 その時間は

            一緒に食べよう

 主人の体調が落ち着いている時は

  食堂で一緒に夕食をとった

  店で 賄い を

  タッパーに詰めてもらい、

  仕事から上がっていた。

  食事の後は

  娘がお絵かきしている中、

  2人でおしゃべりしたり、

 ぶらぶら3人で院内を散歩したり

          主人は・・・

   体調が悪くなって

   娘にキツく当たってしまう

   それが自分自身イヤだ

                    といつも言っていた。

だから、そういう時は

  病室に連れてこないで

                           と

 面会時間終了を告げるアナウンス

      毎日それを聞き終えて

      そろそろと病室を出る・・・

 娘と家に帰り、

 すぐにお風呂へ入れ

 寝る支度・・・

 娘はすぐに眠りにつく

 そりゃ、そうだよね

 朝からずっと

 ちっちゃい体で頑張ってたもの

 私は翌日のお弁当の用意をして

         眠いけれども

          眠れない

    モヤモヤとした夜を過ごす

    その頃の私は

    毎日、毎日

    時間に追われながら

 その繰り返しを続ける事に

      ただ    

             ただ

                     必死

                             だった

 幼稚園の都合で変わる迎えの時間。

 店から抜けなきゃいけない時間が

 その度に違っても

 笑顔で送り出してくれた あの人

 同じ子を持つ女の人として、

 色んな事を話してくれた あの人

 仕事上がり、

 着替えをして店を出る時に合わせて

 毎日賄いを用意してくれた あの人

  時間に追われてばかりで

  いつもバタバタしている私に

  文句も言わず

  毎日 毎日 用意してくれたあの人

  店の人達

  上からの支持もあるとは言え、

  こんな状況の

  こんな環境に

   不平不満なんか言わず、

   みんな助けてくれた

  みんな気遣ってくれた

 「毎日行ったり来たり

               しんどいよぉ」

   「  私ばっかり・・・」

            なんて考えて

   全然

 周りをみれてなかった

  周りの人達の

  たくさんの思いや

  いくつもの親切に

  ちっとも

        気づいてなかった

   気付いた気になって、

   分かったつもりになって、

   何にも分かってなかった

  その当時は

   本当に

        自分ばっかり

  そう思って

  そう思い込んで

  必死に毎日過ごしていた・・・

 「 過ごしていた 」              

気でいたのかな・・・