ハイデルベルク大学病院からは、治療(5月18日)後3週間〜6週間の血液検査結果の送付を要請されていました。  

  

 ハイデルベルク大学病院では、アクチニウム等の骨転移部への付着がわずかなことから、「3週間目は上昇することもあるが(フレア現象と思われます)、治療効果が出ずPSAが減少する可能性は低く、その場合、2回目以降のAc-PSMA療法はできない」と説明されていました。  

 
結果は、  

   PSAが、151.86 (5/18)→ 146.586 (5/31) →  226.504(6/8)  

      → 371(6/15)   1週間前から+63.8%  

と急激に大幅上昇していました。 自分の分身だから仕方ありませんが、悪性度最高ですね。

 

 Y泌尿器科のU先生もこの急上昇には驚いていました。「これまで、ドセタキセルがとても良く効いていたのですね」とのことでした。 

 

 今回のPSA上昇も、前回同様、治療効果による一時的なもの(フレア現象)であると思いたいところですが、ハイデルベルク大学病院の医師の予想通り2回目のAc-PSMA療法は、かなり困難な状況になってきました。 

 

 あと、6月20日(約1か月後)、6月28日(約6週間後)に血液検査を行いますが、次の日本での標準治療(カバジタキセル又はゾーフィゴ)が遅れないように、念のため7月4日にK大学病院での採血、採尿、主治医診察の仮予約を入れました。 

 
■ 血液検査結果等 

 

※ ハイデルベルク大学病院には、この英語でまとめたものと、病院からいただいた検査結果を送信しました(信憑性の担保等のため)。 

 

○ PSA 〜 PSMA治療時から +144.3%と急増

 148(2021,1/26:発覚時)→ 454(3/4、最高値。ザイティガ・ゴナックス開始) → 0.25(6/7:最小値) → 0.356 (7/5) → 0.887(8/2 :ほぼ去勢抵抗性となりドセタキセル併用ニボルマブ治験のためザイティガ中止 )→ 6.57 (8/31:ドセタキセル併用ニボルマブ治験開始 )→ 2.46(9/21) →   

2.01(10/11) → 1.55(11/1) → 1.21(11/22) →(好中球減少のため治験 6 週間中断) → 3.55 (12/13)(ドセタキセル減薬して治験再開)→ 3.57(2022,1/4、chi治験最後の 6 回目ドセタキセル) → 2.66(1/24) → 4.09(1/31:ニボルマブ単独投与開始:後日、プラセボと判明) → 21.6(2/28) (3/3 ドセタキセル再開) → 48.4(4/4:最後のドセタキセル、8回目) → 65.1(5/2)→ 151.86(5/18):(Ac-PSMA療法)→ 146.586(5/31) → 226.504(6/8)  

→371(6/15) 

   

○ ALP(IFCC:基準値 38〜113) 〜 やや上昇  

170 (2021,3/4、最高値。ザイティガ開始) → 52(8/2,去勢抵抗性でザイティガ中止)→ (8/31,ドセタキセル併用ニボルマブ治験開始)→ 42 (9/7:最小値) → 47 (9/21) → ジーラスタ注射開始 → 62 (10/11)→ 61(11/1)→ 52 (11/22) →(治験 6 週間中断、ジーラスタも中断)→ 44 (12/13、治験再開しジーラスタも再開) → 51(2022,1/4) → 57(1/24:ジーラスタ中止) → 49(1/31) → 46(2/28) → 44(4/4) → 49(5/2) → 48(5/31) → 57(6/8) → 59(6/15) 

   

○ LDH(基準値:124〜222) 〜  やや上昇  

 176(2021,12/6)→287(2022,1/4:溶血)→ 171(1/24)→ 193(1/31) → 221(2/28) → 183(4/4) → 182(5/2) → 379(5/31) → 523(6/8) →549(6/15) 

  

 ※ Y泌尿器科U医師によれば、「がん細胞が大きく壊れた時、急増することがある」とのこと。(5/2)  

 
○ 尿 PH (中性 7)  

  ドセタキセル治療中8〜8.5で安定 → 6.5(5/2、PSA急増) → 8(5/31) 

      → 7(6/8) →8(6/15) 

  ※ アルカリ性に戻りました。