5月18日、ついに第1回目のAc-PSMA療法が終了しました。

 今後、7月と9月にAc-PSMA療法を行う予定です。

 

 午前7時30分に通訳さんのご厚意によりアパートまで迎えに来ていただき、7時50分頃、ハイデルベルク大学病院へ到着。

 

 受付、問診票記載を終えるとPCR検査を受け陰性で、4階の治療室に向かい点滴用の針を担当医に指してもらいました。入院部屋も同じフロアにあります。

 

◯ 担当医師の説明

 ・ アクチニウム、ルテチウムの量

   当院では、アクチニウムのみの治療は、副作用が大きく出ること、ルテチウム

  を入れることで効果の判断が行いやすい等の理由から、必ずルテチウムを混ぜて

  いる。

 

   本日は、アクチニウム4MBq,ルテチウム4GBqで行う。(実際は、アクチニウ

  ム4.5MBq、ルテチウム3.5GBqとなった)

   アクチニウム6MBQ,ルテチウム2GBQ、またはこの中間位とも思ったが、リン

  パ節への転移があり、リンパ節転移に対してはルテチウムの方が効果があり、ア

  クチニウム4MBQ,ルテチウム4GBQで行うこととした。

   この結果を見て、次回の投与量は決める。

 

◯  私の質問に対する医師の回答

・    日本でのランマーク治療

  骨転移があり、ランマークは継続した方が良い。当院でもAc-PSMA療法中の患者

 にランマークを投与している。

 

・    日本での血液検査

  3週間後と6週間後に行うのを勧める。

  3週間目は、PSAが一時的に上昇していることもある。

 

・    Ac-PSMA終了後の日本での治療

  (カバジタキセル、ゾーフィゴ、放射線の選択となると思いますが、いかがです

  か?)

   Ac-PSMA療法の結果次第としか言えない。

 

◯ 入院部屋

  個室で、トイレつきで20m2以上ある、ゆったりした感じのいい部屋です。

  

 

◯ 看護師の説明

・    退院時、シャワーを浴びた後着用する衣類は、タンスの中に入れておくこと。

・    入院中、着用する衣類は、放射線対応の袋に入れて持ち帰ってよい。

・    本日は、PSMA療法後、残った放射線を体から出すため、しっかり水を飲んでほ

 しい。このため、入院中は睡眠薬の服用はさけ、夜間でも頻繁にトイレに行ってほ

 しい。

 

◯ 食事

  ビーガン食を頼みました。

 

 経験者の手記を読むと、塩のきいたソーセージとパン等が多かったとのことであり、済陽式食事療法に近いビーガン食を頼みました。

 

 しかし、昼食では、リンゴジュースは飲みましたが、バニラプリン、チョコレート飲料があり、これはは避けました。

  

 じゃがいも、カリフラワー、枝豆、ズッキーニを炒めたものは、うす味でしたが美味しかったです。

 

◯  Ac-PSMA療法

  昼食後、Sterofnundin 1000mlと書かれた、多分生理食塩水のような点滴が2本準備され、点滴が始まりました。

 1本目の点滴が半分位終わった時、担当医が部屋の中に入って来て、午後1時50分頃アクチニウム、ルテチウムの注射を、それぞれ1分もかからずに打ちました。

 私は、机で点滴を打ちながらもiPadを見てくつろいでいた時に、Ac-PSMA療法があっという間に終わり、拍子抜けした感じです。

 

・ 生理食塩水?の点滴

 

・ アクチニウム

 

・ ルテチウム

 

 

 アクチニウムとルテチウムの注射が終わると看護師さんが、コーヒーとフルーツのデザートを持って来てくれました。素晴らしいサービスです。

 

 担当医によれば、明日画像検査(薬剤の浸透具合の確認だと思います)を行うとのことです。

 

 副作用は特にありませんが、1時間後くらいに体温が37.1度と少し高くなっていました。

 

 念願の第1回Ac-PSMA療法が終了し、ほっとしています。