1月4日、S主治医不在でしたが、血液検査、代理医師の診断、ドセタキセル併用ニボルマブ治験投与6回目等を行いました。
■ 体調
体調不良は、夜間頻尿(2時間おき位)のみでしたが、20年前頃に一時飲んでいた睡眠薬(ドラール20mg)が残っていたので(コーディネーターから「古い薬は変質するので飲んではいけません」と注意されました)、これを飲むと7時間睡眠では1回も起きることがなく、睡眠薬の処方を相談することとしました。
1月3日は、ゴルフホームコースの打ち始め会に参加し、ショートコースでOB2発等もあり、51・45=96と散々なスコアでしたが、スタートが早い時間だったので、同伴者と続けてハーフを回ると42と調子を取り戻しました。1月9日の月例会に向けて練習します。最低週1回の1.5時間の超スロージョギングも続けています。
■ 血液検査結果
○ PSA 〜 治験再開にもかかわらず微増
148(1/26:発覚時)→ 454(3/4、最高値。ザイティガ・ゴナックス開始) → 0.25(6/7:最小値) → 0.356 (7/5) → 0.887(8/2 :ほぼ去勢抵抗性となりドセタキセル併用ニボルマブ治験のためザイティガ中止 )→ 6.57 (8/31:ドセタキセル併用ニボルマブ治験開始 )→ 2.46(9/21) → 2.01(10/11) → 1.55(11/1) → 1.21(11/22) →(好中球減少のため治験6週間中断)
→ 3.55 (12/13)(ドセタキセル減薬して治験再開) → 3.57(2022,1/4)
※ 治験コーディネーターからは、「ドセタキセルを減薬しており、また、数か月の治療により下がったPSAであり、PSAの再減少はそれなりの期間が必要だと思います」と励ましの言葉をいただきました。
○ ALP(IFCC:基準値38〜113) 〜 ジーラスタ再開により50代に戻る
170 (3/4、最高値。ザイティガ開始) → 52(8/2,去勢抵抗性でザイティガ中止)→ (8/31,ドセタキセル併用ニボルマブ治験開始)→ 42 (9/7:最小値) → 47 (9/21) → ジーラスタ注射開始 → 62 (10/11)→ 61(11/1)→ 52 (11/22)
→(治験6週間中断、ジーラスタも中断)→ 44 (12/13、治験再開しジーラスタも再開) → 51(2022,1/4)
○ LDH(基準値:124〜222) 〜 大幅増加 287
LDHは、がん腫瘍マーカーとしても利用される数値ですが、これまで基準値内
で、前回(12/6)176から今回(1/3)287へと大幅に上昇しました。
運動したら上昇するそうですが、運動のペースは変わっておらず気になります。
がん増殖の結果の可能性もありますが、採血時、当初うまくいかず途中で手を変
えて採血したりして溶血となった可能性もあると思います。
■ 代理医師の診察
1月3日は、主治医不在のため、抗がん剤投与開始時の入院で担当していただいた若いY医師に臨時に診察していただきました。
主治医のS医師には、1月5日に、骨シンチ、CTの際、診察していただきます。
○ 夜間頻尿対策 〜 睡眠薬服用
治験再開時の夜は、小便に起きるのは1回のみでしたが、次第に多くなり以前同様2時間おき位に小便のため起きるようになりました。
昔、一時使っていた睡眠薬を飲むと夜間頻尿がなくなった旨説明すると、Y先生は「あなたの夜間頻尿の一番の原因は睡眠が浅いことだと思います」と説明され、希望どおり強めの睡眠薬ドラール(ただし院内には15mgのみしかない)を処方していただきました。
※ 15mgでは、約6時間で目がさめたので、以前飲んでいた20mgに変更してもらう予定です。7~8時間の睡眠時間を確保したいと思っています。
良質の睡眠は、免疫力を高めるうえでも必要であり、過活動膀胱治療薬も検討しましたが、睡眠薬を選択しました。
○ 今後の治療方針
「今後の治療方針については、主治医のS先生に聞きますが、Y先生のご意見もお伺いしたい」と前おきして質問しました。
・ ドイツでのAc-PSMA療法が一時中断していることもありますが、3月でドセタキセルも終了し(10回)、ニボルマブorプラセボ単独投与では治験中止となる可能性も高く、その場合の対応を検討しています。先生だったら、どのような治療を選択されますか?
→ 「 カバジタキセルだと思います。ドセタキセルを長く継続して使用すると、抹消神経障害の副作用も出てくることが少なくありません。」
・ 現在臨床研究中のAMG160(前立腺特異的膜抗原半減期延長型二重特異性T細胞誘
導剤)はご存知ですか?
→ 「当院では行ってなく、知りません。」
※ 主治医によればPSMA治療を受けると、以降、各種治験を受けられないとのこと
であり、PSMA治療前に別の治験を受けることも検討中です。
・ オリゴメタ(少数転移)以上の骨転移のある前立腺がん患者に対する原発巣への放射線治療について、ニボルマブ治験開始前にセカンドオピニオンを受けた北里大学系の佐藤威文先生は、「デメリットがほとんどなく、QOLの改善にもつながり、早い段階ですすめる」とのことでした。
しかし、主治医のS先生は「明確なエビデンスがない」とのことで否定的でした。
→ 「 この件については、現在様々な見解があるところです。S先生の性格なら、
否定されるでしょうね。」
※ ドイツでのAc-PSMA療法を受ける前に、佐藤先生のご意見等も聞いた上で、北里大学病院等で、原発巣に対する高線量率小線源療法(HDR)+外照射等の放射線治療を受けることも検討してます。
前立腺がんの元を絶ってがん総量を抑制し、PSMA療法を転移先中心に作用させて、より効果を高めたいという素人の感覚が大きな理由ですが、日本で転移先に放射線治療を先に行ってオーストラリアでPSMA療法を行った方もおられるようです。
■ ドセタキセル併用二ボルマブ治験投与(6回目)
■ ゴナックス(1か月用)、ランマーク注射
※ PSAが大きく下がることを期待していたので残念ですが、治療は山あり谷ありで、まして悪性度最高のがん細胞なので、粘り強く「奇跡の寛解」を目指します。