がん治療は、患者のがん組織や血液から遺伝子を調べ、一人一人の体質や病状に合わせたがんゲノム医療(効果が期待できる薬を投与する等)が進んでいます。「次世代シークエンサー」という解析装置を使い、1回の検査で多数の遺伝子を検査するのが「がん遺伝子パネル検査」で、当大学病院等「がんゲノム医療中核拠点病院」で検査を受けることができます。

 

 私は生検を行ったF大学病院からがん組織を取り寄せていますが、検体の量が少ないようであれば、本年8月に血液からの検査(リキッドバイオプシー検査)が認められ、血液による検査の可能性もあります。「標準治療後で、次の新たな薬物療法を希望する場合」等では保険適用になりますが、自由診療の場合56万円のようです。

 

 この検査により、たとえ保険適用となる

   ○ PARP阻害剤のリムパーザ(オラパリブ、適応確率約10%)

   ○ 免疫チェックポイント阻害剤のペムプロリズマブ(キイトルーダ、適応確

    率約3%)

の適応がなくても子供の前立腺がんや乳がん発症の危険性がわかるとのことであり、結果は2人の娘に伝えようと思っています。娘達は、がんの危険性があっても米国女優アンジェリーナジョリーさんのように乳房切除等はしないとは思いますが十分気をつけると思います。