Gentle Giantの1977年発表のスタジオ作品としては9作目のアルバム「The Missing Piece」が、Steven Wilsonによるリミックスで発売中。

Stevenのリミックスとしては6作目(「Three Piece Suite」は初期3作品でマスターテープが残ってリミックス出来たものをまとめたもので8作品を手がけた)で、バンドとしてはポップ化し始め(他のプログレバンドほどではないが)、アメリカでは「Free Hand」以来のアルバムチャート100位位内となった。

ただ、変拍子の多さではYesやKing Crimson以上だが、一流のプログレバンドに入らないのは、何かが足りないのだろう(記憶に残るフレーズ不足ややヴォーカルの力量か)。

 

本作の35周年記念の際はボーナス・トラックとして77年のライヴ音源として「For Nobody」が収録されていたが、今回は「Winning」のアウトテイクを収録。

アルバム本編のドルビーアトモス、5.1サラウンドサウンド、リニアPCMステレオなどを収録したブルーレイオーディオ付き2枚組もあり、今回もこちらを購入。

 

1973年発売の5作目の「 In A Glass House」が発売されていないので、マスターテープ消失が考えられるが、発見を期待する。