最近ウクライナ問題や反ユダヤ発言等で物議もかもしている元Pink FloydのRoger Watersの新作は、2020年~2021年のロックダウン中に自宅でPink Floydやソロ曲を再録音した「The Lockdown Sessions」、2022年12月9日配信リリースされ、今回CD化された。


当初は、ライヴのアンコールを全曲集めたアルバムを製作しようとしたが、ロックダウンによりツアーが中止となり、製作は頓挫。

そのため自宅でのライヴ録音として製作。

6曲入りのアルバムには、Floydの「Mother」、「Vera」、「Comfortably Numb」、「Two Suns in the Sunset」と「The Gunners Dream」、ソロ・アルバムから「The Bravery of Being Out of Range」の新ヴァージョンが収録。
プロデュースはRogerとGus Seyffertが担当。

 

ただ内容としてはオリジナルを超えるに至らず、現状のアレンジでの録音となった。

特に「Comfortably Numb」については、コンサートの最後に演奏していたので、ラストに配置したとののこと。

元々この曲はDavid Gilmourの作曲で知られているが、Rogerはこの曲の作者も自分と言い張っていた(プロデューサーのBob Ezrinはこれを否定)。「Comfortably Numb 2022」と名付けられた本曲は、Davidのギター・ソロでもロック界でも有名な曲だが、ギター・ソロを一切排除したアレンジで収録、そこまでして収録したかったのかと考えると本当に精神的に病んでいるのかと思われてもしょうがない。

そうゆう感じだから次作は「The Dark Side Of The Moon Redux」なのね(Pink FloydのNick Masonは内容を聞いて悔しいけど良い出来だと言っているが)。