The Flower Kingsの約1年ぶりの前作同様の2枚組の新作「Islands」が発売中。

輸入盤はデジパック仕様、日本版は通常使用だが、Roine Stoltがアルバムに収録したかったがメンバーに反対された'Lifted Air'がボーナストラックとして収録。

発売は InsideOut Music、Sony Musicで、アルバム・カヴァーを手掛けたのは、Yesなどで知られる巨匠Roger Dean。
前作の発売後に行われた2020年1月の来日公演は結成25周年記念にふさわしく新旧の曲を織り交ぜた素晴らしいものであったが、その後のツアーは新型コロナウイルスの影響で中止されてしまいました。

Roine Stoltは“すべてのショーとフェスティバルはキャンセルされ、僕たちが望んでいた未来は来なかったが、パンデミックの影響で何も活動をしないというのは、僕らの選択肢にはなかった! 邪悪なウイルスに止められるわけにはいかないんだ!”と述べています。
前作に参加したメンバー5人は各国に在住しているため、インターネットを使ってファイルを交換してアメリカ、イタリア、オーストリア、スウェーデン、デンマークで録音され、それをRoineがまとめ上げる形で、全21曲入りのダブルアルバムを完成させました。
曲は、どこをとってもThe Flower Kingsと言って良いシンフォニック・ロックを展開しています。
Roineによると“アルバムのテーマは「アイソレイション(孤立、隔離)」なので、タイトルの「Islands」は最も適切なタイトルだと思う。この予期せぬパンデミックに直面しなければならないことは、僕たち一人一人に非常に長い間痕跡を残すことになり、愛する人を失うことは、僕たちに、この壊れやすい人生のサイクルの中で、より強いヴァージョンの自分自身を学び、成長させながら戦わなければならないという強制力を与えている”と語っています。

全く想像力の衰えないRoine、またこれらの曲をライヴで聴ける日を待ち望みます。