北欧プログロックのスウェーデンを代表するバンドAnekdotenがPorcupine Tree、The Pineapple ThiefやTangerine Dreamなどが在籍するK Scopeから3枚のアルバムがリイシューされ、Hans Fredrikssonによりリマスターされデジパック仕様で再発。

 

Peter Nordins、Jan Erik LiljestromとNicklas Barkerが音楽活動を始めるにあたり、John Wetton在籍時のKing Crimsonのコピー・バンドKing Edwardを結成、その後オリジナル曲も作り、そのコンサートをみたAnne Sofi Dahlbergを加えAnokdotenと改名、1993年Black Babbathのデビュー作を彷彿させるジャケットである「Vemod」でデビュー。

1995年2枚目のアルバム「Nucleus」を発売。

1997年ミニ・ライヴ・アルバム「Live EP」、同年初の来日公演をライヴ化した「Official Bootleg Live In Japan」、そして4年振りに1999年「From Within」を発売。

また4年後の2003年に「 Gravity」発売、2005 年2度目の来日公演のライヴ「Waking The Dead, Live In Japan」。

 

また4年後の2007年「 A Time Of Day」。

Hans Fredrikssonとバンドがプロデュースした本作は、慣れないスタジオでのミックスにより、Nicklasによると満足いく音に仕上がらず、2012年にもHansがリマスターし再発、それにも満足いかず、今回Hansが2度目のリマスターを施し、満足いく出来になったとのこと。

2回のリマスターを行ったほど重要な作品なのであろう。

ダークな雰囲気の曲が少なく、ハードロック調、バラード調、シンフォニック調の曲が占め、新境地を開拓したアルバム、'In For A Ride 'はMellotronやCelloがなっているけどかっこいい曲、本作もバラードの'Prince Of The Ocean'で幕を閉じる。

なお、'30 Pieces'に故Gunnar Bergstenがfluteで参加。

ボーナストラックとして、本作のデモが5曲収録、「Chapters」で発表された'Prince Of The Ocean'と'30 Pieces'の2曲に加え、昨年発見されたデモ'In For A Ride '、'King Oblivion '、’Stardust And Sand ’の3曲を収録。

 

現在、ギタリストにThe ChurchのMarty Willson-Piperを迎えツアー活動中。

本作の後、新作が出たのは8年後、新作の発表はいつなのだろうか?

今後、その他の作品もリマスターされるのだろうか?