2005年のオペラ「サ・イラ〜希望あれ Ça Ira」以来となるRoger Watersのソニー・クラシカルからのアルバム、作曲家ストラヴィンスキーの「兵士の物語 Igor Stvavinsky's The Soldier's Tale」が2018年発売。 

「読まれ、演じられ、踊られる」作品と銘打たれたこの「兵士の物語」は、本来は4人のナレーション(語り手、兵士、悪魔、王女)と7人の器楽奏者によって演奏される舞台作品。

1918年、第一次世界大戦直後の疲弊した社会環境の下で生み出された「兵士の物語」。

ウォーターズの祖父は第一次世界大戦で戦死しており、また父親はPink Floydの「TheFinal Cut」第二次世界大戦で行方不明になり、そのことがこの作品を録音するきっかけになっているとのこと。

原作はフランス語で、本作は英語版をもとにRogerが改作、本来4人分のナレーションをひとりで語りとおした作品。

録音は2014年で、演奏はBridgehampton室内楽音楽祭のミュージシャンらによる演奏。