保存療法が1番ですね〜
鎮痛剤と安定剤を出しときます。
安定剤と言っても筋肉の緊張を和らげる効果があるので怖がらずに使ってください。
とりあえず様子を見ましょう。


初診や画像検査後の診察時に医師からこの様に言われたら戦争の始まりだと思ってください。

その後の流れは決まっています。
しばらく通院を続けても同じことの繰り返し。
時間が経つにつれ、整形外科から他科にまわされたりもします。
整形外科で処置を行う場合もありますが。

どこにまわされるの?

麻酔科です。

そうです。
ブロック注射の始まりです。
(整形外科でやる病院もあります)

ブロック注射を受けた患者さんは、
かなり楽になった!
走れるくらいいたくない!
これは良い!

と感じます。

効果は個人差がありますが、
1週間持てば良い方でしょう。

また痛くなります。
即ち、毎週通院することになります。
さらに、強めの鎮痛剤や精神安定剤を処方されます。

私の場合、過去にもヘルニアの手術をしています。
例として、その時に処方された薬は
トラムセット
です。

町医者はこの薬を麻薬と言います。
なぜなら、
トラムセットは非オピオイド製剤では治療が難しい場合に用いられる、弱オピオイド配合製剤だからです。
薬の作用としては、麻薬系鎮痛剤と考えてよいです。

しかし、オピオイド系ながら
日本の法律上は麻薬扱いされていません。

簡単に要約すると、

トラムセットは医療用麻薬です。


麻酔科でブロック注射を続け、
自宅や職場で強い鎮痛剤や精神安定剤を服用する。

どうなると思います?

依存してしまう可能性が高いです。
一生、通わなければならなくなる可能性があるのです。

保険適用なので一回数千円ではありますが、
長期間通えばちりつもです。

依存が恐くなり、痛くても我慢して通院しなくなる患者さんは少なくありません。

依存して頼るか
痛くても我慢して耐えるか
手術して良くなるのを願うか

人それぞれです。

以前の記事に書きましたが、

医者は脊椎のヘルニアや狭窄症の手術をしたくありません。

理由は、神経に近い場所を処置することから、
万が一の後遺症や神経障害を起こした場合に訴えられたくないからです。

どんな手術にもリスクはあります。
手術が決まれば何枚もの同意書にサインを求められます。

リスクがあるのは当たり前です。


まずは、自分がどうしたいか考えることが大切です。

ヘルニアは70%の人が自然療法で治っています。
と医者は言います。

しかし、
全員が全員治っている訳ではありません。
諦めて通院をやめた方が大半を占めると思います。


ヘルニアが認められ、
神経に異常があれば、
手術が一番だと私は考えています。

入院も長くて2週間程度でしょう。
手術翌日には、
傷口は痛いですが立って歩くことも可能です。

楽になります。

早期社会復帰が見込めます。

一方、ブロック注射を継続した場合、
長期間の通院になる可能性が高いです。


ヘルニア再発ですが、
ヘルニア患者のデータで何%の方が再発しています。医者は言います。
・・・?

前にも記しました。
あなたにとっては0%か100%です。

重いものを持たない。
無理な姿勢をとらない。
激しい運動をしない。

自分がルールを決めて自分を守れば
再発を予防できます。

100kgの荷物を二階まで階段で運んでください。

ヘルニアで手術された方は断りますよね。

Aさんは筋肉質で自信があり、
病気を患ったことがあまりありません。

はい、わかりました!
今から運びます!

Aさんは運びました。

翌日、Aさんは腰痛で仕事を休みました。
ヘルニアになってしまいました。

実話です。


一度ヘルニアの手術をすると、
自分の限界やしてはいけないことに気付きます。

私はそれで良いと思います。
身体あってのお仕事ですから。


長くなってしまいましたが、

もしあなたがヘルニアで、
手術を望んでいるなら
医者にその旨を強く伝えることが大切です。

毎週通院なんてできない。
2週間であれば有給が取れる。

そんな方は是非、ヘルニアとさよならできる選択をされることを私はお薦めいたします。