Dura Ace 9000の凄さはブレーキにある。という話を
前回書いた。
Dura Ace 7800との比較で減速を、より繊細に思い通りに、楽に、気持ちよくコントロールできる。
で、ブレーキ以外はどう変わったか。
長いよ(^_^;)。 そして、参考になるかどうかはわからん。
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まず、
全体的な見た目。
7800は基本的に銀色。アルミ合金そのままの色。
9000は、いろいろ黒い。
これは7900の時からそうみたい。
7800の見た目は好きだった。
黒いのって、なんかプラスチッキーだと思って。
でもまぁ、最近じゃ黒い方が普通で、むしろ銀一色のコンポはいささかビンテージ風なんだろう。
ブルベ用のバイクとして、ビンテージ風は似合ってる。
でもさすがにダブルレバーはキツいけど > みのいちさん
銀色は素材の色だから、削れても銀色だった。
黒って、これ塗装だろう。
削れたらどうなるんだろう。下地が出たらみっともないなぁ。黒く塗るか。
いやいやいや。
マスドレースはやめたんだから、自爆しない限り落車は無い。
もうコンポ削らないようにしよう。
体も。
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STI下りでは下ハンを持つもんである。
ブラケットのポジションだと、ブレーキレバーを十分に引いたり、微妙にコントロールしたりするのが難しいから。
ところが9000は、ブラケットを持ったポジションで指先がかかる位置に僅かな凹み形状が有って、ブレーキが引き易くなっている。
ほんの僅かな歪みのような複雑な曲面が、実によく作られている。
これはブレーキそのものが良くなったことと不可分な話なんだけど、ブラケットのポジションで山下りして、何の不安も無かった。
良いことではないだろうと思う。ちゃんと下ハンを持つべき。
でも、長距離走る疲労を軽減するというのも、安全に寄与することだよね?
いやいや。それは言い訳だ。やっぱり下りは下ハンでしょう。
、、、
でも、きっとまた楽しちゃう、、、
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フロントディレーラトリムが増えた。
なんでも7900はトリムが無かったとか?
それはつまり、不要だった(チェーン鳴りしなかった)という事でしょう。
でも9000で復活したのは、無理があったって事?
トリムは、105からDura Aceに替えて良くなった事の1つだった。
フロントがアウターに入っている状態でリアを大きいギアにしてゆくと、チェーンラインが斜めになってフロントディレーラに当たり鳴り始める。その時、フロントディレーラをちょっとだけイン側に動かして鳴りを止めるのが、7800のトリム。
9000はそれに加えて、インナーの状態でちょっとだけアウター側に寄せるトリムが追加された。
(1) アウター
(2) アウター ちょっとインより
(3) インナー ちょっとアウトより ← NEW
(4) インナー
こんなん。
アウターからインナーに落とした時はまず(3)になる。
操作がより一層面倒臭い感じだけど、この追加は私にはメリットがある。と思う。
私はチェーンをインに落とすことを怖がっている。
ほぼ勝っていたレースを、そのせいで落としたことがある。
ブルベで結構重いメカトラを招いて、修理に手間取ったこともある。
走る時は、整備用にワークマンでまとめ買いした白い綿の手袋(タクシー運転手のやつ)を必ず持っていく。これが無いとチェーンが外れた時に手が油まみれになるから。
どうやら私は、フロントインナーへの変速が下手なのだ。
いやね。ちゃんとやれば、ちゃんとやれるんだけど。ついうっかり、雑にやってしまって痛い目に遭う。
そんな私にとって、アウターからインナーに落とした時にちょっとアウトよりな(3)の位置になっているのは、チェーンが落ちにくくて大変助かる。すごーく安心感がある。
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フロントのギヤサイズ9000では、コンパクトクランクに相当する50-34を選んだ。
「コンパクトクランク」は死語になったらしい。クランクが共通になったから。
7800の頃はノーマルとコンパクトでチェーンリング固定位置が違ってて、互換性が無かったのだ。
DuraAceでコンパクト相当の小さいチェーンホイールを使えるというのは、多くの人にとって9000の大きなメリットだと思う。
7800の頃は、フロントギヤは好き勝手に交換してた。
私は、富士スピードウェイのレースの時だけ、少し大きいインナーに交換していた。でもって小さいカセットを使う。こうすることで、修善寺や群馬のサイクルスポーツセンターみたいに上り下りが激しくもなく、他の自動車サーキットのように平坦でもないという、独特な富士スピードウェイにちょうどぴったりのギヤレシオにしていた。
9000は、アウターとインナーは決まった組み合わせでしか使えない。
ショップの社長が実際にインナーを交換してみたところ、ほぼ変速不能だったとのこと。
でもってよく見てみたら、アウターの内側の形状がインナーのサイズに合わせて作られているんだって。
これもきっと、チェーン落ちの防止に寄与していると思う。
シフトフィールの新旧比較インプレは、できない。
Dura Ace 7800にはコンパクトが無かったので、ロードレース引退してコンパクトクランクにした時から、私のバイクのチェーンホイールはDuraじゃない。
なので当然なんだけど、すっごく良くなりました。
Duraらしいカッチリ感。
変速が速い!待たない。即座にトルクがかけられる。
そういえば、もとのクランクは何だったんだろう?
ULTEGRAとも105とも書いてない。
クランクに「SHIMANO」って書いてあるんだけど。
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リアディレーラシフトアップ(小さいギヤに落とす)で特にストロークが短くなっている。
7800で全く不満なかったのに、こうなるともう9000が絶対にいいと思ってしまう。
きっとDi2使ってしまったら、もう機械式には戻れないんだろうなぁ。
峠を登り切って下りに変わる時のフィーリングが、指が覚えてるのと違う。
カッチンカッチンカッチン → カチカチカチ 的な違い。
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リアのギヤサイズシフトフィールは、リアについても7800との比較評価ができない。
5月に復帰してから使っているカセットが、105の12-27Tだったのだ。
7800にはこんな大きなカセットは無かった。
9000は28Tをラインナップしてくれたのでそれを選んだ。
そりゃシフトフィールは良くなるはずである。
超いい。
覚えてないけど、きっと105からDura Ace 7800にした時もそう思ったんだろうなぁ。
9000は28Tを出してくれたけれど、でも本当は30Tが欲しい今の私。
登りが好き過ぎて登ってばかりいるんだけれど、今の私の脚だと28Tでもケイデンスが60を割り込むことが多い。
理想は、ローがクロースレシオなヒルクライム仕様。
こんなん。
14-16-18-20-22-23-24-25-26-28-30
ま、こんなの無いよね。
Duraでは絶対に出ないよね。出るとしても社外品か。
とりあえずULTEGRA11速で30Tが出てくれたら、買うだろうと思う。
せっかくのDura Aceの変速性能を犠牲にしてでも、SR600のためには30Tが欲しい。
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リアディレーラの音鳴りやたらと静かになった。
今までリアディレーラ近辺が結構鳴っていたのだと、静かになって初めて気付いた。
静かなのは気持ちがいい。
峠の登りは静かなもの。
木の葉が風に揺れる音、岩肌を水が流れる音、鳥や動物の声、そして自分の呼吸の音を聞きながらゆっくり登る。
峠の登りでは、自転車は音を立てないで欲しいのだ。
Dura Ace 9000のリアディレーラはそんな要望にぴったりだ。
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ケーブルナントカ加工で滑りが良いとか何とか。
その件については、良くわかりませんが、私にとって影響が有った話を。
7800は、右STIレバーから飛び出しているリア変速ケーブルに、「今リアが何枚目か」がわかるシフトインジケータという小道具が付いていた。
Dura7800に付いてきたんだけど、たぶんDuraでなくても使えたんじゃないか。
これが有ると、上りで今踏んでるギヤからあと何枚残っているのかが一目でわかる。
フライトデッキ(SHIMANO純正のサイコン)を使うと、サイコンでギヤがわかるそうだが、私はフライトデッキは使ったことがない。ずっとこの小道具に頼ってきた。
カンパのようにシフトワイヤーがハンドル沿いになった今のDuraでは、この小物が亡き者となった。
ま、「ちらっ」と下を見ればわかることなんだよね。
慣れるでしょう。
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ペダル私が使っていたペダルは、幅が狭い昔のタイプ。
ついに私も幅広デビューした。
これは、幅狭のほうが好みだった。見た目の好みね。
7800のペダルは、踏むところのプラ部品が消耗品。
レースやめてからは気にしなくなって、ずいぶん長いこと交換していなかった。
交換しないとどうなるかというと、キシキシ鳴るようになる。
新品9000は当然、鳴らない。
という点で改善した。そりゃそうだ。
同じ黄色のクリートでも、7800より9000は少し可動域が狭くなっている気がする。
でもこれは7800がくたびれて緩んでいたのかもしれない。
青いクリートがついてきた。
青、初めて見た。前から有った?
黄色(嵌めた状態で少し動く)と赤(嵌めた靴が動かず固定される)の中間で、黄色より狭く可動するらしい。
せっかくだから、そのうち試しに使ってみようと思う。
幅狭→幅広の変化は、踏んでても全くわからない。
これはやたら硬い靴(SPECIALIZED S-WORKS。軽いよ!)を履いているせいかもしれない。
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フリーボディー10速と11速で、フリーボディー(カセットスプロケットを付ける円筒状の部分)に互換性が無い。
今使っているホィールはシャマルだけなので、シャマルだけフリーボディーを交換した。他のホィールはとりあえず放置。
つい先日、ハブのメンテの時にフリーが固着してて、交換したばかりだった。
この時はまだ9000に替えるつもりが無かったので、9速&10速用のフリーボディーに交換した。在庫処分価格だったとはいえ、もったいないことをした。
ところで。
ご存じのようにカンパのフリーは爆音である。
が、フリー交換直後はグリスが新しくておとなしい。
おとなしいフリーは気持ちがいい!!
リアディレーラも静かだったので、脚を回しても止めても静か。この週末は気持よく走れた。
でもその静かなフリーは長くは続かない。
月曜の帰路、入間川サイクリングロードでは、脚を止めるだけで歩行者に気付いてもらえる爆音が復活していた。
ベル要らず。なんだけど、威嚇的で嫌なんだよねー。
ホィールに対する物欲を抑えているのは、もはやシャマルのスポーク組みのカッコよさのみである。
G3カッコいい。
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以上、Dura Ace 9000のインプレ(?)でした。
新しいフレームを買ったら、今のフレームに7800を戻すつもり。
その時のため、外した部品は全部9000の箱に入れてお持ち帰り。
書斎のクローゼットに納まった。
7800はときめくので、断捨離的にもこれは保管していて良いのだ。
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