Dura Ace なんて要るの? | ブルベ入門 (再入門編)

ブルベ入門 (再入門編)

自転車で走る200キロ、300キロ、400キロ、600キロ、1000キロ、そして1200キロ。 
スポーツであり、アドベンチャーであり、そして旅でもある「ブルベ」(オダックス)についてのブログです。 
膝故障による4年のブランクを経て、2014年5月に自転車再開しました。

ボコボコに凹み、ザックザク削れていた私のバイクのコンポ。
Dura Ace 7800。

ロングファストランにこんなもん要らない。

っていうか、ホビーレースにだってこんなもん要らないだろう。

でも、欲しかったの。
だから、買ったの。

105からDura Aceにした時の感動は、、、その感動は、、、、、

あれ? 忘れちゃった。
憶えてないや。

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ランで膝を痛めて、その養生中に心肺機能を維持するために自転車を始めた。

その程度の目的だから、安い自転車が良かった。
のだけれど、色々調べているうちにそこそこ良いものが欲しくなり、
アルミフレーム、カーボンフォーク、105(当時9速)のANCHORを買った。

買った店が悪かった。いや違う。良かった。いや、うーんと、えーとえーと、、、

良い意味で悪かった。
そう。買った店が良い意味で悪かった。

店にはロードレースのチームがあり、それがとても強いチームだった。
練習に誘われ、レースに誘われて、
いつの間にかロードレースに没頭するようになっていた。


転落は速かった。

まずホィールを買った。MAVICのキシリウムSL。
そしてコンポを替えた。105からDura Aceへ。

当時はカーボンのホイールなんて雑誌の上だけのおとぎ話で、ヒルクライムレースに行けば半数はキシリウムだった。
カーボンフレームもまだ珍しかった頃である。

私のバイクはJCRCやヒルクライムで上級スペックを誇る状態になったのだ。

ライダーを差し置いて。

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さらにその後、フレームを今のカーボンフレームに替えた。
この場合「フレームを替えた」っていうのが適切かどうか、よくわからないけど。
新しいTREKのフレームに、ANCHORから部品を全部移植した。

ANCHORは元通り9速105に戻して、ローラー台専用マシンになった。

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TREK Madone 5.9 SL + Dura Ace 7800 のマシンで、私は何度も落車した。
私の脚、腰、腕、胸。
チームジャージ。
そして、Dura Aceのそこかしこに、あまたの落車傷が残る結果となっている。

そう。
私の身体と私のDura Ace 7800は、同じ落車で受けた傷で結ばれているのである。



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Dura Ace 9000 買っちゃった。テヘっ。

テヘぺろ。

※ Dura Aceとは、シマノのコンポの最高グレードの名前
※ 7800とは、10速化された時のDuraの名前
※ 9000とは、11速化された現時点で最新のDuraの名前


この三連休の日・月と、Dura Ace 9000化したTREKで走りました。
7800から9000に替えた時の感動を、憶えているうちに書いておく。



っていうかブレーキだよブレーキ。凄過ぎ。

7800のブレーキに何の不満も無かったんだけど、もうダメね。
7800ダメね。ブレーキがね。


停まれなかったり、ロックしたりしないように、安全マージンを取るでしょ。
余裕持って減速する。
そのマージンの必要量が、全然違う。

で思い出したんだけど、105からDuraにした時も「ブレーキ凄え」と思ったんでした。

Duraなんて最高峰なわけです。もともと。
でも今まで7800では、道具に合わせて自分が何とかしている部分が有った。とわかった。
自分が「こうありたい」下りの攻め込み方を実現するために、7800の能力を超えて走っている部分があった。

しくじってヒヤリ。という経験を何度もしてる。みんなもそうでしょう。
ヒヤリとするちょっと前に、ヒヤリとするとわかる。そういうもんでしょう。

7800ではヒヤリとしてた場面で、9000は何の問題も無い。
プレヒヤリで終わる。後にヒヤリが来ない。

コントロール性の水準がもう全く違う。
感動した。


今まで、下りの速さがブレーキで決まるなんて思ってなかった。
ブレーキ性能は7800でもう限界で、あとはタイヤ性能だと思ってた。

でも違った。
7800の下りより、9000の下りの方が速い。
速くて、楽。あと、気持ちがいい。

こうまで自在にコントロールできるのかと。本当に気持ちが良かったのでした。





で、あとはシフトフィールとレバー形状なんですが、長くなるのでまた今度。



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