「ギターを語りだすと止まらない」その2

~Greco GO1000とOvation Eliteのお話~

 

今回は、Greco GO1000からご紹介します。

このギター、高校2年生の時に手に入れた思い出深い一本。当時の雑誌「Player」や「ギターマガジン」でバンバン広告が打たれていて、「これはGrecoの本気だ!」と伝わってきたモデルでした。

 

特徴はなんといっても、スルーネック(SpeedWayネック。24フレット仕様でハイポジも弾きやすく、トップもGO900とは違うアーチ加工。デザインはちょっとアレンビック風で、フュージョン系ギタリストにも人気がありました。

 

 

問題は……当時の高校生にとって10万円のギターは高すぎる!

 

必死に両親を説得するもダメ。最終的には祖母の家に1カ月通い詰め、根負けしてもらいました(笑)

 

購入は熊本の上通「西野楽器」。大谷楽器よりも安くしてくれて、さらにMUSICMANのストラップをおまけにつけてくれたのが決め手でした。このストラップ、今も現役です。

 


 

このギターの一番の魅力は、カッティング時のエッジの立ち方。
歪ませても「カキン」とエッジが立つ。ミニスイッチでミックスしたときの軽いフェイズ感も好きでした。

もちろん、欠点もあります。

  • SG並みにヘッドが重いので、ネックから手を離すとズルズル下がる。

  • オリジナルペグは倒したときに壊れてグローバーに交換。

  • リアだけのシングルは音質・音量とも使えない(でもミックス時は良い)

それでも、青春の相棒として今も現役、大切な1台。腕の立つクラフトマンにポット交換とネック調整をしてもらい、絶好調です。

 


Ovation Eliteも紹介します。

1990年代に中尾貿易が日本向けにカスタムオーダーしたモデル

見た目はよく見るリーフホールタイプのEliteです。ネックが細く、弦高も低め。エレキメインの人でも違和感なく弾けます。

 

 

実はこれ、オーバーホール直後の中古品を手に入れたのですが、最近またトップのヒビなどが気になり、リペアへ。バインディングやホール部分もはがれの恐れがありそうなところは全部やり直してもらい、今はピカピカです。

 

音のイメージとしては、アル・ディメオラの「地中海の舞踏」を弾きたくなる感じ(弾けないですけど)。
本当は
Adam
asの「ゴムみたいな音」が欲しかったんですが、さすがに100万円超えは無理ですよね。

 


最後に、PEAVEY 5150Ⅱの音を動画でアップしました。

前回言葉では説明しましたが、実際はこんな音です

 

 

3チャンネル仕様ですが、今回はディストーションチャンネルでエフェクターなしの直結。ボリュームは0.7(3まで上げると家が揺れます…)。

 

ぜひ音も聴いてみてください!