朝から食べて、温泉に浸かって、ソフトクリーム。そして最後は幻想的な滝へ

 

目が覚めると、部屋の中にはいくつもの音が聞こえてきました。

 

鳥の鳴き声。

近くを流れる川のせせらぎ。

そして、温泉のパイプから勢いよく噴き出している蒸気の音。

 

森の中の離れならではの、なんとも贅沢な目覚めです。

窓から差し込む木漏れ日を見ると、今日もよく晴れているようです。

 

「さて、今日も一日楽しもう!」

 

まずは廊下にある給湯ボタンを押して、朝風呂の準備。

ドドドーーーッ!

朝から勢いよくお湯がたまっていきます。

お風呂ができるまでの間、少し散歩することにしました。

朝の森を散歩する

 

古民家風の離れが点在する森の中を、ゆっくり歩きます。

「よくこんなところに造ったなぁ」

そんなことを考えながら歩いていると、

「これだけの施設を維持するのも大変だろうなぁ……」

とも思います。

 

森の中に建つ離れ。

温泉。

小川。

そして地獄蒸しの設備。

 

自然の中で過ごせる素晴らしい環境ですが、それを維持していくのはきっと大変でしょう。

それでも、こうして私たちが気持ちよく利用できるのはありがたいことです。

 

朝の森は風も気持ちよく、思わず深呼吸したくなります。

そして、ここの温泉でもう一つ印象的だったのが、いわゆる「温泉の匂い」があまりしないこと

温泉独特の硫黄臭などが苦手な方でも、比較的入りやすい温泉なのではないでしょうか。

 

散歩から戻ったら、たっぷりのお湯が入ったヒノキ風呂へ。

朝からゆっくり温泉に浸かります。

体が温まり、気持ちもゆったり。

こうして朝風呂を楽しんでいると、

 

「もう今日は何もしなくてもいいかな……」

という気分になってきます(笑)。

でも、今回の旅にはまだ重要な予定が残っています。

 

朝ヒンギャです!

朝から、またこの量です(笑)

温泉で心も体もゆったりしたところで、ヒンギャへ向かいます。

 

昨夜あれだけ食べたというのに、まだこれだけあります。

もちろん、朝からヒンギャを利用している人は誰もいません。

 

その一方で、スタッフの皆さんは朝から忙しそうに動いています。

施設の掃除をしたり、設備を整えたり。

ヒンギャの釜もきれいに手入れされ、テーブルや椅子も一つ一つ拭かれています。

 

「朝から使わせてもらって申し訳ないなぁ……」

と思いつつ、ありがたく使わせていただきます。

ヒンギャには、やっぱり猫がやってくる

昨日もそうだったのですが、ヒンギャで料理を始めると、どこからともなく猫が数匹やってきました。

近くには「猫に食べ物を与えないでください」という張り紙があります。

 

猫たちは私たちのそばにやってきますが、食べ物をねだったりすることはありません。

ただ、少し離れたところからこちらを眺めています。

これが、なんともかわいい。

 

実は、私がよく見ている「青ヶ島チャンネル」のヒンギャにも、必ずと言っていいほど数匹の猫が登場します。

青ヶ島でも猫たちはヒンギャの周りにいるのですが、やはり食べ物をねだったりする様子はありません。

「こういう地熱のある暖かい場所が、猫は好きなのかな?」

なんて想像してしまいます。

 

青ヶ島の動画を見て「ヒンギャをやってみたい!」と思った私にとっては、猫まで登場して、なんだか青ヶ島の動画を追体験しているような気分です。

朝ヒンギャ、スタート!

さて、さっそく調理開始。

まずは昨日に引き続き、定番の温泉卵から。

昨日は7分で作りましたが、少しだけ調整。

私の好みでは、7分30秒くらいがちょうどいい

卵の硬さを確認しながら、

「うん、これだ!」

と、ひとり満足(笑)。

 

続いてウインナー、ブロッコリーなど。

 

さらに昨日も作った、

豚バラ肉+キャベツ。

これが簡単なのに美味しい。

蒸すだけなので余計な味付けも必要ありません。

 

小籠包もヒンギャへ。

蒸気の中でじっくり蒸されていきます。

 

そして最後の〆は……

お赤飯!

 

朝からヒンギャでお赤飯まで食べるとは、我ながらなかなかの食欲です。

しかし、さすがにここまで来ると……

 

「もう食えん!」

 

完全に満腹です(笑)。

 

チェックアウトは午前10時。

それまでは部屋に戻り、布団にゴロン。

森の音を聞きながら、しばらく横になって過ごします。

麻生釣温泉、また来たい

今回の麻生釣温泉の一泊旅行。

温泉に入って、ヒンギャで料理して、食べて、飲んで、また温泉。

とにかく、**「何もしない贅沢」**を楽しめた旅でした。

しかも、これだけ楽しめてリーズナブル。

リフレッシュするには、なかなかいい場所だと思います。

 

今回は真夏の7月でしたが、次はぜひ別の季節に来てみたい。

新緑の季節もいいでしょうし、秋の森もきっと素晴らしいでしょう。

 

普段の旅行では海へ行くことが多いのですが、

「暑いときは山もアリだな」

と、今回の旅で改めて思いました。

 

午前10時、名残惜しいですがチェックアウト。

チンクに荷物を積み込み、熊本へ向かいます。

もちろん、帰りも晴天。

阿蘇のワインディングロードを気持ちよく走ります。

帰り道のお楽しみ、梅田牧場のソフトクリーム

麻生釣温泉から小国方面へ向かう途中、以前から「結構有名」と聞いていた梅田牧場のお店に立ち寄ります。

ログハウス風の建物で、なかなかおしゃれな雰囲気。

まだ時間が早かったからか、お客さんは3組ほど。

外の椅子に座り、ここでは定番の……

ソフトクリーム!

 

暑い日だったので、みるみるうちに溶けていきます。

気がつけば手がベトベト(笑)。

それでも、牧場のソフトクリームらしい濃厚さがありながら、しつこさや雑味がなく、とても美味しくいただきました。

 

道路沿いにあるので、ソフトクリームを食べていると……

バイク、バイク、またバイク!

何組ものバイクグループが、目の前のワインディングロードを気持ちよさそうに走っていきます。

それを眺めながら、

 

「やっぱり阿蘇はバイク乗りにとって聖地だなぁ」

と思います。

私自身もバイクに乗るので、阿蘇を走りに来たライダーの皆さんには、

「阿蘇でいい思い出を作って帰ってもらえたらいいな」

なんて、熊本に住む人間として、そして同じバイク乗りとして、ちょっと嬉しい気持ちになります。

帰り道は鍋ヶ滝へ

小国の街中を抜け、帰路は少しルートを変更。

向かったのは、鍋ヶ滝です。

 

以前、一度訪れたことがあります。

ただ、かなり久しぶりだったので、訪れてみるとずいぶん印象が変わっていました。

 

駐車場も整備され、滝までの通路もきれいになっています。

受付や売店なども整備され、以前よりずっと観光しやすくなっていました。

 

お茶のテレビCMなどにも登場することで知られている鍋ヶ滝。

改めて訪れてみると、やはり一見の価値がある滝です。

 

 

そして、この滝の最大の魅力は……

滝の裏側に入れること。

滝の裏から、水のカーテン越しに森を眺めます。

 

水が落ちる音。

水しぶき。

ひんやりとした空気。

 

水は冷たく、さっきまでの暑さが嘘のようです。

 

滝の裏側から見る森は、まるで別世界。

水のカーテン越しに見える緑がとても幻想的です。

 

しばらくその場所に立っていると、自然と余計なことを考えなくなります。

ただ水の音を聞き、森を眺める。

そんな時間を過ごしていると、

 

「こういうところで少し立ち止まって考えると、何か大事なものが見えてくるのかもしれないな」

そんなことを思いました。

旅は終わる。でも、次の旅が始まる

鍋ヶ滝を後にして、熊本へ向かいます。

菊池市街地を抜け、西環状自動車道へ。

ここまで来ると、自宅まではあと30分ほど。

 

楽しかった旅行も、いよいよ終わりです。

旅行って、本当にあっという間に終わります。

出発するときは、

「まだまだ時間はある」

と思っているのに、気がつけば帰り道。

 

でも最近、私は思うのです。

旅行は、帰ってきたところで終わるわけではない。

次の旅行を計画したり、行きたい場所を調べたりすることで、次の楽しみが始まります。

 

「今度はどこへ行こう?」

「次は何を食べよう?」

 

そんなことを考えていると、普段の生活にも少しワクワク感が生まれてきます。

何か楽しみが待っていると思うと、日々の行動や言動も少しアクティブになってくる。

そんな気がしています。

 

今回の麻生釣温泉の旅も、温泉、ヒンギャ、森、猫、ソフトクリーム、そして鍋ヶ滝。

1泊とは思えないほど、いろいろ楽しむことができました。

 

そして……

次の旅も、もう決まっています。

9月には、和歌山・大阪旅行を予定しています。

 

さて、次はどんな旅になるのか。

今から楽しみです……!