石垣島旅行記⑨ 芸術か、パワースポットか? ― 米子焼工房・シーサー農園で感性が目を覚ます
「パーラーぱぱや」さんを後にし、車で走ること約10分。
今回の旅でも特に気になっていた場所、米子焼工房・シーサー農園に到着しました。
駐車場に車を停めた瞬間から、何とも言えない不思議な世界が広がっています。
道路沿いには巨大なオブジェがいくつも立ち並び、工房の建物にも独特なアートが描かれています。
「これは一体何なんだろう?」
そんな気持ちになりながら、まずは動画を撮影。
正直、いろいろな場所を旅してきましたが、こんな空間は初めてです。
まずはシーサー農園へ向かいます。
名前だけ聞くと野菜や花を育てる農園を想像してしまいますが、実際にはそのようなものはありません。
広大な敷地いっぱいにアートが点在する、まるで屋外美術館のような公園です。
あとで調べると、その広さは約33,000㎡。
野球場ほどの広さがあるそうです。
この日は観光客も10人ほど。
広い園内をゆっくり歩くことができ、まるで貸し切り気分でした。
しかも驚いたことに、入園無料。
これだけ広く、美しく整備されているのに無料とは、本当にありがたいことです。
園内へ入ると、まず目に飛び込んでくるのがシンボルともいえる巨大オブジェ。
近くまで行くと、その大きさと迫力に圧倒されます。
どこか岡本太郎の作品を思わせるような、生命力あふれる造形。
しかし、不思議なのは、その派手な色彩にもかかわらず周囲の植物や景色に違和感なく溶け込んでいることです。
自然の中に突然現れているのに、最初からそこに存在していたかのような一体感があります。
園内を歩いていくと、
巨大なもの。
人の背丈ほどのもの。
かわいらしいもの。
迫力満点のもの。
さまざまなオブジェが次々と現れます。
なぜか楽しくなってしまいます!
樹木や芝生、青空との組み合わせも絶妙。
作品そのものだけでなく、置かれている場所まで計算されているように感じました。
わけわからん明るさに引き寄せられます。
鮮やかな色彩は見ているだけで元気をもらえます。
「どんな人が、どんなことを考えながら作ったのだろう。」
そんな興味がどんどん湧いてきます。
作者の方に直接お話を聞いてみたいと思うほどでした。
今にも唸り声を上げて動き出しそうな迫力。
思わず、
「石垣島の怪獣として、ゴジラやウルトラマンと戦ってほしい!」
そんなことまで想像してしまいました(笑)。
歩きながら感じたのは、ここは単なる観光施設ではないということ。
芸術作品を「鑑賞する」というより、作品からエネルギーを受け取る場所なのかもしれません。
個人的には、世界的にも知られる瀬戸内海のアートの島(直島・豊島・犬島・女木島)にも通じる魅力を感じました。
自然と一体となった芸術。
見る人の理屈ではなく、本能や感性に直接語りかけてくる作品たち。
本当に見応えがありました。
園内を一通り歩いた後は、入口にある米子焼工房へ。
入口の日陰で少し休憩しながら、お店から出てくる人たちを眺めていると、みんな何やら箱を抱えています。
「みんな、お土産を買って帰るんだなぁ。」
その時は、そんな程度に思っていました。
……まさか数十分後、自分も同じように箱を抱えて店を出ることになるとは思いもしませんでした(笑)。
店内には大小さまざまなシーサーがずらり。
どれも表情が違い、それぞれに個性があります。
まずは動画を撮影。
見ているうちに、
「玄関に置いたら毎日元気をもらえそう。」
「リビングにいたら、家の雰囲気が明るくなりそう。」
そんな気持ちになってきます。
気が付けば、
「さて、どれにしようかな。」
完全に買う気になっていました(笑)。
かなり迷った末、一組のシーサーを選び、丁寧に箱へ詰めてもらいました。
家に帰って玄関へ飾った様子を想像しながら、大満足で工房を後にします。
旅先で買うお土産には、その場所で過ごした時間や思い出も一緒に詰まっています。
このシーサーを見るたびに、きっと今日の景色や感じたパワーを思い出すことでしょう。
さて、今日の目的地はまだ終わりではありません。
ホテルへ向かう前に、石垣島を代表する絶景スポットへ立ち寄ります。
そう、あの川平(かびら)湾です。
ミシュラン・グリーンガイドで三つ星★★★を獲得した世界的な景勝地。
石垣島を訪れたなら、一度はこの景色を見ておきたい場所です。
果たして、写真で何度も見たあのエメラルドグリーンの海は、本当にそのままの美しさなのでしょうか。
次回は、いよいよ川平湾へ向かいます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
次回もぜひ、一緒に石垣島の旅を楽しんでいただけたらうれしいです。











